夜道に現れた半透明の「幽霊騎士」？ 監視カメラが捉えた戦慄の映像

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　メキシコの街角に設置された監視カメラが、世にも奇妙な、そして背筋も凍るような光景を捉えた。真夜中の静かな通りを駆け抜ける、半透明の馬に乗った謎の騎士――。地元では、これは伝説の「幽霊騎士」ではないかと、大きな話題を呼んでいる。

深夜の静寂を破る蹄の音、現れた半透明の姿

　事件（？）が起きたのは、先週火曜日の深夜1時頃、メキシコ・モレロス州の都市テテカラでのこと。人通りも絶えた静かな通りを見下ろす監視カメラは、まず、近づいてくる馬の蹄の音を捉えた。音は次第に大きくなり、そして次の瞬間、カメラの視野に信じられないものが現れた。

　こちらが問題の動画だ。

　暗闇から現れたのは、馬に乗った人物。しかし、その姿は明らかに普通ではない。騎手も、そして乗っている馬も、まるで実体がないかのように半透明なのだ。その幽霊のような騎馬像は、カメラの下を通り過ぎると、再び闇の中へと消えていった。

伝説の「エル・チャロ・ネグロ」か、悪魔の仕業か？ ネット騒然

　この不気味な映像がオンラインで公開されると、瞬く間にメキシコのソーシャルメディアで拡散。オリジナルの投稿だけでも、わずか1週間で500万回近く再生されるほどの注目を集めた。そして、映像を見た人々からは、様々な憶測が飛び交っている。

　最も有力視されているのが、メキシコの民間伝承に登場する「エル・チャロ・ネグロ（El Charro Negro）」ではないか、という説だ。エル・チャロ・ネグロは、黒い衣服に身を包んだ謎めいた騎士で、出会った者に魂と引き換えに莫大な富を提供すると言われている伝説上の存在である。また、「悪魔そのものだ」という、さらにオカルト色の強い解釈をする人もいる。

単なる見間違い？ それとも… 解けぬ映像の謎

　もちろん、懐疑的な見方も存在する。「単に普通の人間が馬に乗っていただけではないか」「カメラの不具合や光の加減で見間違えたのだろう」といった意見だ。確かに、映像だけではその正体を断定することはできない。

　しかし、深夜の静かな通りに響いた蹄の音、そしてはっきりと捉えられた半透明の騎馬像は、単なる見間違いやイタズラとして片付けるには、あまりにも不可解で不気味な雰囲気を漂わせている。

　果たして、監視カメラが捉えたのは、本当にこの世ならざる者の姿だったのか？ それとも、何か別の合理的な説明がつく現象なのだろうか。現時点では真相は闇の中だ。あなたはこのミステリアスな映像をどう見るだろうか？

参考：Coast to Coast AM、ほか

TOCANA編集部

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