謎のUFO研究組織連合「エイビアリー」とは? MJ-12と対立、EBE-1から終末予言まで極秘情報の総本山

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 動物園で鳥類の展示ゾーンは鳥たちが自由に飛べるように大きな柵に囲まれているが、こうした巨大なケージのことを「エイビアリー(aviary)」と呼ぶ。そして奇妙なことにコードネーム「エイビアリー」の名がついた秘密のUFO研究組織があるという――。

■謎のUFO研究組織連合「エイビアリー」とは?

 第二次世界大戦後のアメリカにはMJ-12(マジェスティック12)をはじめとする極秘のUFO研究組織があったとされているが、この他にも特に1970年代にはUFOを対象とする研究と政策のさまざまな側面に取り組んでいた選ばれし秘密のエリートグループが存在していた。

 どういうわけなのか、それらの秘密組織には鳥の名前がつけられるのが常で、「カモメ」や「ペリカン」、「コンドル」や「ファルコン」など10以上もの鳥の名前を冠した秘密のUFO研究組織が結成されたという。そして、いつしかこれらの組織は横の連携を図るようになり、彼らの連合体が、すべての鳥を収容する巨大なケージである「エイビアリー」と呼ばれるようになったということだ。

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 オルタナティブメディア「Mysterious Universe」の記事によれば、エイビアリーは収集したUFOとエイリアンにまつわる極秘情報をどのように一般に向けて公開すべきかという点にもっとも関心を持っているという。この点では、すべてを隠蔽しようとするMJ-12と直接対立する勢力ということになる。そして実際にエイビアリーとMJ-12の間には摩擦と軋轢があり、お互いにスパイ活動を行っているともいわれている。

 ただし、エイビアリーのメンバー全員が互いの極秘情報をどう扱うかについて完全に合意しているわけではなく、一般の人々が知っておく価値があると感じる人もいれば、一種の切り札として秘密にしておくことを選択する人もいる。これによりグループ内の亀裂が引き起こされたことをUFO研究者のリチャード・J・ボイラン博士は言及している。

「一部のエイビアリーのメンバーに近い情報源からリークされたレポートは、グループ内に分裂があることを示唆しています。これは、MJ-12内の分裂も反映されている可能性があります。一方には、UFOとETに関する情報を広く開示すべきだと感じているエイビアリーのメンバーがいます。彼らは、一般の人々がこの情報を受け止める準備ができており、一般的にそれを処理できると感じています。そしてもう一方には、そのような開示に抵抗する人がいます。“情報独占”が自らにもたらす力を失いたくない人々です。彼らはまた、UFOの隠蔽工作における自らの役割について調査されることを歓迎しません。さらに伝えられるところによると、時には違法かつ有害なプロジェクトや作戦に従事している人もいます。このような分裂の結果として、リークが増加しているのです。一部の人々は、開示を強制し、アメリカ国民との間で率直なやり取りを確立しようとしています。ほとんどのエイビアリーのメンバーは、冷戦期から活動してきた経歴を持つ善意の科学者、または元軍人や諜報員であるようです。そして間違いなく、UFOに関する問題が極めて重要であると心から信じています」(ボイラン博士)

■エイビアリーは何を知っているのか

 エイビアリーがアクセス可能とされる情報の中には、「ロズウェル事件」をはじめとする墜落したUFOの情報、そして米軍施設に匿われている存命のエイリアンと死んだエイリアンの双方の情報が含まれるという。

 また、墜落したUFOに乗っていた「EBE-1」と呼ばれるエイリアンとの間で行った通信記録である「イエローブック(The Yellow Book)」と呼ばれる文書にまでアクセス可能とされる。このイエローブックは一種のホログラフィックコンパクトディスクで、保存されている情報はホログラムに投影できるということだ。

 さらに、「イエローブック」の他に「レッドブック」と呼ばれるものまで所有しており、それは今後数十年の世界の出来事、災害、環境災害、およびあらゆる種類の予測が記された、言わば「地球外から得られた人類史の大要」であるという。

 ボイラン博士によれば、「イエローブック」と「レッドブック」には「ヨハネの黙示録の四騎士(Horseman of the Apocalypse)」の“第四の騎士”がまだやって来ていないことが示唆されているという。3つの騎士、すなわち戦争、飢饉、疫病の災厄は間違いなくすでに地球を襲っているが、4番目の“獣”による災いはこれからであるという。

 この第四の騎士は“青ざめた馬”に乗った王冠をかぶった騎士であり、キリストの再臨に繋がるものと解釈されるという。つまり、近いうちに第四の騎士の到来により未知なる患難時代が始まり、世界の終末にキリストの「再臨」が実現するということになる。

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 もちろん現時点でエイビアリーが知り得ているこうした極秘情報は一般には公開されておらず、公開した暁に人々に与える精神的なショックを考慮するとなかなか公開には踏み切れないという。

 ちなみに、エイリアンは1997年に地球を正式に訪問し、世界のリーダーたちと極秘面会を果たすとともに「ファティマの第三予言」の本当の内容についてバチカンを通してイギリス、フランス、ドイツ、アメリカの政府代表に簡潔に伝えているという。

 エイビアリーはUFOとエイリアンの極秘情報だけでなく、地球と人類の未来についても知悉しているということなのだろうか。エイビアリーが現在どの程度活発な活動を行っているのかは不明だが、彼らのコンセンサスが得られたタイミングで一般に向けて驚愕の情報開示がないとも限らないのだとすれば、チェックを怠ることはできない。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

 

※当記事は2022年の記事を再編集して掲載しています。

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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