古代エジプトのパピルスに「UFO着陸」が描かれていた!? スフィンクスに降り立つ謎の円盤

カイロ博物館に所蔵されている、約3000年前の古代エジプトの葬祭用パピルス「ジェドコンスエファンクのパピルス(Funerary papyrus of Djedkhonsouefankh)」。そこに描かれた一枚の挿絵が、UFO研究家や古代宇宙飛行士説の信奉者たちの間で、大きな議論を巻き起こしている。
その挿絵には、ギザのスフィンクスの頭上に、まばゆい光を放つ円盤状の物体が、3本の着陸脚のようなものを出して静止している驚くべき光景が描かれているのだ。これは、古代エジプトと地球外生命体の間に深いつながりがあったことを示す証拠なのだろうか。
謎多きスフィンクスと奇妙な円盤
このパピルスに描かれた物体は、古代エジプトの神話に登場するいかなる「船」とも似ていない。事実、これまで発見されたどの象形文字やシンボルとも異なる、全く異質な存在である。
よく見ると、この物体は上部にドームを持つ円盤状で、そこから強い光が放射されているように描かれている。まるで、現代人が想像するUFOの姿そのものではないか。植物の花や昆虫のようにも見えるという意見もあるが、果たして真相は何なのだろうか。
この謎をさらに深めているのが、この円盤が描かれているスフィンクス自体の起源が、いまだに謎に包まれているという事実だ。スフィンクスの胴体に見られる激しい浸食の痕跡から、その建造は紀元前1万年前にまで遡るという説もある。数千年にわたり、その秘密を固く守り続けてきた古代のモニュメントなのだ。
近年では、スフィンクスの地下に隠された部屋へと続く通路が発見されたとも報告されており、一部の研究者は、人類の起源に関する真実がそこに隠されている可能性さえ示唆している。

「炎の円盤」を目撃した古代エジプト人たち
実は、古代エジプトにおけるUFOらしき物体の記録は、このパピルスだけではない。「トゥリ・パピルス」と呼ばれる別の古代文書には、さらに衝撃的な目撃談が詳細に記されている。
この文書によれば、ある日の午後、書記官たちが「奇妙な炎の円盤」が空からやってくるのを発見したという。その物体には頭がなく、口からは悪臭を放ち、声もなかった。それは王の家に向かって飛来し、人々は混乱し、腹ばいになってひれ伏した。
数日が経つと、その炎の円盤は空にますます数を増やし、太陽よりも明るく輝いたという。そして、王の軍隊が見守る中、円盤は空高く上昇し、南の空へと去っていった。その後、空からは魚やその他の飛行物体が雨のように降ってきたとされ、「この国の建国以来、一度も知られていない驚異であった」と記録されている。

スフィンクスの頭上に描かれた謎の円盤は、「トゥリ・パピルス」に記された「炎の円盤」の一つだったのだろうか。もちろん、これらが単なる象徴的な表現である可能性も否定はできない。しかし、古代エジプトの空に、我々の知らない何かが飛来していたという可能性は、歴史のロマンを大いにかき立てる。
3000年の時を超えて我々に問いかけるこの一枚のパピルスは、古代エジプトがまだ多くの謎を秘めていることを物語っているのである。
参考:The Ancient Code、ほか
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2024.10.02 20:00心霊古代エジプトのパピルスに「UFO着陸」が描かれていた!? スフィンクスに降り立つ謎の円盤のページです。古代エジプト、円盤、スフィンクスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで