【音声あり】無人の教会に響き渡る“亡霊の声” ― 歴史的聖堂で録音された不気味な祈りの正体

誰もいないはずの静寂な教会に、突如として響き渡る不気味な声。それは、嘆きか、あるいは祈りか――。メキシコシティにある歴史的な大聖堂で撮影された一本の動画が、「亡霊の声ではないか」と、SNS上で大きな話題を呼んでいる。
500年の歴史を持つ教会での怪奇現象
この不気味な音声が録音されたのは、メキシコシティに佇む「アスカポツァルコ大聖堂」。1500年代半ばに建てられたこの歴史的建造物は、メキシコ独立戦争最後の戦いの舞台ともなった、重要な場所である。
現在も教会として使用されているが、問題の動画が撮影された時、礼拝などは行われておらず、建物の中は完全に無人であったという。
動画では、撮影者がカメラをゆっくりと回し、誰もいない聖堂内を映し出す。しかし、その静寂を破るかのように、どこからともなく、嘆きや祈りのようにも聞こえる、複数の不気味な声が響き渡っているのだ。
亡霊の祈りか、それともただの風の音か
この心霊動画は、メキシコのSNSを中心に瞬く間に拡散。「この異常な音声の正体は何か」を巡り、激しい議論が巻き起こった。
一部の視聴者は、撮影者が、かつてこの教会に通っていた「教区民たちの幽霊」の存在を捉えたのだと信じている。独立戦争で命を落とした兵士たちの声だという説もある。

一方で、より懐疑的な人々は、単なる「風の音」が、建物の構造によって反響し、人の声のように聞こえただけだと主張。あるいは、デジタル編集による巧妙なフェイク動画である可能性も指摘している。
500年の歴史を見守ってきたこの大聖堂に響いた謎の声。それは本当に、過去の魂たちが捧げる、終わらない祈りの声だったのだろうか。それとも単なる自然現象か、人間の悪戯か。その答えは、静寂に包まれた聖堂の闇の中に今も隠されているのかもしれない。
参考:Coast to Coast AM、ほか
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2024.10.02 20:00心霊【音声あり】無人の教会に響き渡る“亡霊の声” ― 歴史的聖堂で録音された不気味な祈りの正体のページです。幽霊、心霊、メキシコなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで