四足歩行になった女性、体重の3倍を持ち上げる超人に!話題の健康法(?)“クアドロビクス”とは

類人猿から進化し安定した二足歩行が可能な人間だが、意外なことに一部では四足歩行への回帰の動きがあるのかもしれない!? SNSで18万人以上のフォロワーを持つ女性は健康のために四足歩行を続けてもう3年になるという――。
■四足歩行運動“クアドロビクス”とは?
ドキュメンタリー映画監督のアレクシア・クラフト・デ・ラ・ソールさんは、四つん這いで動く「クアドロビクス(quadrobics)」の動画をシェアしてネット上で一躍脚光を浴びた。
3年前にクアドロビクスを始めたソールさんは、実践の様子を収めた動画を投稿したことでネット上で話題となり、先日にはITVの朝の情報番組「This Morning」に出演し、クアドロビクスについて語っている。
この投稿をInstagramで見る
かつてソールさんはスペイン・バルセロナでドキュメンタリー映画の題材を探していたところ、公園でサルのような動きをしている男性に出会ったのだという。
「彼に会った瞬間に『ここには物語がある』と思いました」(ソールさん)
この男性は類人猿の動きを模倣して自然とのつながりを取り戻す「ターザン・ムーブメント」の創始者であるビクター・マヌエル氏で、ソールさんがターザン・ムーブメントを紹介するドキュメンタリー映画を製作する過程を通じてマヌエル氏からクアドロビクスついて教わり、ソールさんもまたターザン・ムーブメントの実践者の1人となったのだ。
ソールさんはアウトドア活動に出かける時はクアドロビクスの練習をするのが大好きで「四つん這いで探検するのが好きです」と語る。
彼女はこれまでの3年間の実践で慣れたため、今では手足を器用に動かしてスムーズに歩いているが、裸足と素手で歩くことが多いため足の裏の皮膚は「かなり硬くなっている」と認めている。
クアドロビクスの実践によってソールさんは体幹と肩が今では「すごく強くなった」と断言する。
木登りをトレーニングメニューに取り入れたおかげで、握力も向上し、「クアドロビクスを始める前は懸垂さえできなかったのに、数カ月の練習で自分の体重の3倍も持ち上げられるようになったんです」と語る。
クアドロビクスについて一部からは無理な動きで身体を痛めるとの批判の声もあがっているのだが、しかし彼女はクアドロビクスは「私たちの祖先であるサルからインスピレーションを得ています。サルが自然界でどのようにつながり、存在しているかを見ることがインスピレーションになります」との持論を展開する。

「(サルの動きは)とても刺激的だと思います。私たちはどうすればあのような動き方を学び、つま先を使って特定のものを掴むことができるのでしょうか」(ソールさん)
興味を持った向きがクアドロビクスを安全に行う方法としては、ウォームアップをしっかり行い、安全な環境で基本に忠実に簡単な動きからはじめるのが肝要であるという。そしてSNSでほかのクアドロビクス愛好家とつながることで日々のトレーニングの励みになるということだ。
四足歩行の話題としては、一部の若者たちの間ではネコやキツネなどの動物のマスクや耳、尻尾などをつけて四足歩行をするという行為が楽しまれていて、彼ら彼女らは「テリアン」あるいは「セリアン」と呼ばれている。また先日には日本で100メートル四足走行のギネス世界記録も誕生した。はたして今の人類には四足歩行へと回帰する機運が生まれているのだろうか!?
参考:「Daily Star」、「LADbible」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊四足歩行になった女性、体重の3倍を持ち上げる超人に!話題の健康法(?)“クアドロビクス”とはのページです。健康、サル、猿、四足歩行、ターザンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで