【衝撃】牛を“催眠術”にかけるUFO出現、しかし当局は「国家機密」として事件を完全封印… アルゼンチンで起きた不可解な一夜

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 今年8月にアルゼンチンの小さな農村に光るオーブが出現し、牛を催眠状態にして歩き回らせたという。多くの目撃者がいるUFO事件であったが、なぜか当局はこの事件を完全に闇に葬り去ってしまったのだ。

■牧場の牛を催眠状態にした謎のオーブ

 今年8月14日の夜、アルゼンチン・サンタフェ州の静かな農村、カンディオティは、謎の現象に襲われた。午後10時頃、住民たちは近くの牧場の上空に、紫色の閃光を伴う奇妙な白い光が浮かんでいるのを目撃した。

 騒ぎを知ったセルジオ・オレッジョーニ市長は警察に通報し、警部補が現場に向かう途中、農場の管理人から動物たちが暴れていると報告を受けた。

 警部補が現場に到着すると、白い光の球が地面から数メートル上空に浮かんでおり、牛たちがまるで催眠術にかかったかのように光の周りをぐるぐると歩いていたのだった。一方で馬たちはパニックに陥り、鳴きながら柵に体当たりするなどして暴れ回っていた。光る物体は数分間静止していたが、その後、いっさい音をたてず跡形もなく消え去った。

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 光が消滅すると動物たちはすぐに落ち着きを取り戻した。身体的な被害は見られなかったという。警察は報告書を提出したが、2カ月後、国家治安当局によって事件はなぜか封印され、捜査は打ち切られた。

 地元住民は困惑しており、この静かで不気味な夜のことはカンディオティの住民にとって永遠の謎となった。そしてこの不可解な一件の話は瞬く間に町中に広まった。

 CEFORA(アルゼンチンUFO現象研究委員会)の代表研究者アンドレア・ペレス・シモンディーニ氏は、警察報告書の閲覧を正式に要請した。

 彼の求めはアルゼンチンの情報公開法に基づく正当なものであったが、誰もが驚いたことに州当局はこの要請を却下した。当局は国家安全保障と州安全保障に関する3つの法律を引用し、この事件は「公共および国家安全保障」上の理由から機密扱いであると説明した。

 当局は「公共および国家安全保障上の理由により例外規定に該当するため、情報を提供することはできない」と述べている。

 この珍しい却下により、単なる田舎町のミステリーが国家機密へと変貌を遂げたのだ。この出来事はサンタフェ北中部で農業地帯の近くで実はよく見られている説明のつかないUFO現象のリストに新たに加わった。

 UFO現象と動物の関連性は新しいものではなく、UFO研究の初期にまでさかのぼる。UFO現象と動物、特に牛との関連性については、エイリアン・アブダクションキャトルミューティレーションなどの多くの憶測が飛び交っている。

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 牛が内臓や血液などを不自然に失った状態の死体で発見されるキャトルミューティレーションは1897年にまでにさかのぼるが、この問題が注目を集めるようになったのは1960年代になってからであり、動物の遺体損壊に関する本格的な科学的研究が登場したのは1980年代になってからである。

 今回、牛たちに身体的損傷はなかったが、そのメンタルに何らかの影響を及ぼしていたのかもしれない。まるで夢遊病者のように光の周りをぐるぐる歩き回っていたのはあきらかにこの光の影響なのだろう。馬が異なる反応を見せていたことも興味深い。

 ともあれこの事件を際立たせているのは、国家安全保障上の理由で封印された警察報告書である。住民の間ではあの夜に何か異常なことが起こったという確信が高まっており、今後新たな展開を見せることがあるのかもしれない。

参考:「Mint」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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