「UFO隠蔽は“80年続く秘密の冷戦”だ」―『レディ・プレイヤー1』監督が告発する、敵対国家との“未知の技術”を巡る熾烈な開発競争

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「もはや、これが現実の状況であるかどうかを問う段階ではない。これは紛れもない現実だ」

　映画『レディ・プレイヤー1』を手がけたハリウッドの著名な映画監督、ダン・ファラー氏。彼が、80年にわたって続けられてきたという「地球規模のUFO隠蔽工作」の存在を告発し、世界に衝撃を与えている。

　彼によれば、アメリカ政府は国民の目からUFOの真実を隠すだけでなく、その背後で、中国やロシアといった敵対国家と、墜落したUFOから回収された“エイリアン・テクノロジー”のリバースエンジニアリング（解析・模倣）を巡る、秘密の冷戦を繰り広げているというのだ。

「これはステロイドを打ったマンハッタン計画だ」

　ファラー氏は、新作ドキュメンタリー『The Age of Disclosure（情報開示の時代）』の制作過程で、この驚くべき事実にたどり着いたと語る。彼は3年間にわたり、米政府、軍、諜報機関の34名もの元・現役高官にインタビューを敢行。その中には、マルコ・ルビオ国務長官といった政権中枢の人物も含まれている。

「私がインタビューした全員が、これが極めて現実的な状況であることを明確にした」と、ファラー氏は米FOXニュースの番組で断言した。

　彼によれば、連邦政府のほとんどの職員はこの事実を知らされておらず、ごく一部の選ばれたグループだけが、「人間以外の起源を持つ技術」のリバースエンジニアリングに、秘密裏に従事しているという。

「この技術の暗号を最初に解読した国が、今後何年にもわたって世界のリーダーとなるだろう」。ドキュメンタリーの予告編で、ある人物はそう警告する。ファラー氏は、この技術開発競争を、第二次世界大戦中に原子爆弾を開発した「マンハッタン計画にステロイドを打ったようなものだ」と表現し、その重要性と危険性を強調する。

「もし他の国がこのレースに勝てば、世界のパワーバランスは完全に変わってしまうだろう」（ファラー氏）

内部告発者たちが暴いた“政府内の政府”

　では、なぜ今、この80年続いた隠蔽工作が明らかになろうとしているのか。ファラー氏は、その背景に、近年相次ぐ政府内部からの告発者たちの存在があると指摘する。

「ここ数年で、議会や政権の上層部は、内部告発者たちのおかげで、水面下で何が行われてきたのかを知ることになった。今、彼らは自分自身とアメリカ国民のために、真実を追求している」（ファラー氏）

　ドキュメンタリーの予告編には、ルビオ国務長官も登場し、「（米軍の）核施設の上空に、未知の存在が侵入している」と、その脅威について言及している。UFO（UAP）の存在を疑い、その力を軽視することは、もはや「テロの脅威を笑い飛ばすのと同じだ」と、ファラー氏は警告する。

トランプ大統領が“ディスクロージャー”を実行か

　この絶望的な状況の中、ファラー氏は一筋の希望も見出している。彼は、ドナルド・トランプ大統領こそが、この長年の隠蔽工作に終止符を打ち、人類に真実を告げる最初のリーダーになる可能性があると信じているのだ。

「現職の大統領がマイクの前に立ち、『我々は宇宙で一人ではない。そしてアメリカ合衆国が、その道をリードするつもりだ』と全人類に告げる。それは、指導者が経験しうる、史上最大の瞬間になるだろう。もはや、時間の問題だ」（ファラー氏）

　80年にわたる秘密の冷戦。その存在が公になる時、世界はどのような反応を示すのだろうか。ファラー氏のドキュメンタリーは、その歴史的な“情報開示（ディスクロージャー）”の、引き金となるのかもしれない。

参考：The Courier Mail、ほか

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