「私は“宇宙人”に触れた」ブラジル版ロズウェル=“ヴァルジーニャ事件”の外科医が30年の沈黙を破り衝撃告白

1996年1月20日、ブラジルの小さな町ヴァルジーニャ。コーヒーの産地として知られるこの静かな町で、UFOが墜落し、身長1.5m、茶色い肌に巨大な赤い目を持つ地球外生命体が軍によって捕獲されたとされる、通称「ヴァルジーニャ事件」。当時、この捕獲された生命体の処置に関わったとされる医師が、約30年もの沈黙を破り、ついに重い口を開いた。
ヴァルジーニャ地域病院の神経外科医長、イタロ・ヴェントゥレッリ博士。彼は、ドキュメンタリー映画監督ジェームズ・フォックス氏のインタビューに対し、「生きた地球外生命体と、直接、触覚的かつテレパシーで接触した」と、衝撃の告白を行ったのだ。死を意識した彼が、「この秘密を墓場まで持っていくわけにはいかない」と決意した、その告白の全貌とは。
死の淵で決意した“最後の告白”
ヴェントゥレッリ博士はなぜ、今になってすべてを語る決心をしたのか。その背景には、彼自身の健康問題があった。当初、彼は心筋梗塞で死にかけた際に「この秘密を墓場まで持っていくわけにはいかない」と決意したと報じられた。
しかし、後に公開された詳細なインタビューで、博士自身は前立腺がんを患っていたことを告白。「病気になり、ドキュメンタリーチームの信頼を得たことで、話す決心がついた」と語っている。いずれにせよ、自らの死を意識したことが、この歴史的な告白の引き金となったことは間違いない。
フォックス監督は、博士が職を失うリスクを冒してまで真実を語ったことを、「生の勇気の行為だ」と称賛している。

チェス小説に隠された“暗号”―宇宙人との知的対話
実は博士は、今回の告白以前にも、その体験をほのめかすかのような行動をとっていた。2023年4月、彼は友人のブログに「ア・ウニヴェルサウ」と題した、チェスをテーマにした“フィクション”小説を発表していたのだ。
物語は、博士自身を思わせるチェス愛好家の医師が、「E氏」と名付けられた地球外生命体とチェスで対戦するというもの。博士は小説の中で、E氏の頭蓋骨が「ほぼ半透明」であることや、言葉を発する前に相手の思考を理解する高度な知性を持っていることを詳細に描写している。
これは、彼がフォックス監督に語った、「(宇宙人は)話さずに話し、私の考えていることすべてを理解しているようだった」というテレパシーによるコミュニケーションの記憶と、不気味なほど一致する。多くのUFO研究家は、この小説が、博士が職業的リスクを冒さずに自らの体験を公にするための、“暗号化された告白”だったのではないかと分析している。

CIAの隠蔽工作と“黒服の男たち”
ヴェントゥレッリ博士の告白は、ヴァルジーニャ事件の核心に迫るものだが、ドキュメンタリー監督のジェームズ・フォックス氏は、この事件にはさらに巨大な闇が隠されていると主張する。それは、アメリカ政府による隠蔽工作だ。
フォックス氏は、新たな証拠として、当時の航空管制官のインタビュー映像を公開。その管制官は、事件当時に米空軍機がブラジル国内の空港に飛来し、その後2機のヘリコプターが「行方不明」になったことを証言している。
さらに決定的だったのが、CIAへの情報公開請求(FOIA)の結果だ。フォックス氏が事件前後の米軍機のブラジルへの飛行記録を請求したところ、CIAは3年もの歳月をかけた後、「その情報は国家安全保障上の問題に関わるため、開示できない」と回答を拒否したという。
なぜ、ただの飛行記録が国家安全保障に関わるのか。フォックス氏は、これを「米国が事件の隠蔽に関与していた動かぬ証拠だ」と断言する。
さらに、事件の第一発見者である3人の少女(ファティマ姉妹と友人)の元には、「黒服の男たち(メン・イン・ブラック)」が現れ、「犬か何かを見たことにしろ」と、目撃証言を撤回するよう金銭をちらつかせて脅迫したという証言も存在する。

UFO史を塗り替える“最も重要な証拠”
1996年1月20日、3人の少女が壁にもたれかかり、苦痛に喘ぐように震える奇妙な生物を目撃したことから、この事件は始まった。現場には強烈なアンモニア臭が漂い、近隣の農場ではUFOが目撃され、牛たちが怯えていたという。その後、ブラジル軍が路上で発見された謎の死体を素早く回収し、事件は闇に葬られたかに見えた。

しかし、ヴェントゥレッリ博士の4分間にわたる詳細な証言、「話さずに話す、より高度な知性」との遭遇の記憶は、この事件を単なる地方のUFO伝説から、「世界で最もよく記録されたUFO事件」へと格上げする、決定的なピースとなるかもしれない。
博士は、自らの証言の信憑性を証明するため、公の場でポリグラフ(嘘発見器)検査を受けることにも同意しているという。
博士が墓場まで持っていくことを恐れた秘密。それは今、世界のUFO史を塗り替える、最も重要な触媒となろうとしている。
参考:Portal Vigília、ほか
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