「2026年:ハンタウイルス」2022年の予言ポストが的中!? クルーズ船感染拡大でネット騒然、”タイムトラベラー”疑惑が浮上する闇

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「2023年:コロナ終了。2026年:ハンタウイルス。」——この短い一文が今、世界中のSNSを震わせている。

 この文章が書かれたのは2022年6月。Xに投稿された”予言ポスト”が、4年越しに現実と重なり始めたとして、30万を超えるいいねを集め、ミリオン単位の閲覧数を記録している。かつてノストラダムスの四行詩が「的中した」と騒がれたように、今回はたった数文字の呟きが世界の注目を集める的中予言として語られているのだ。

2022年の”予言”がいま的中しつつある?

 話題の投稿主は、Xユーザー「Soothsayer(予言者)」。2022年6月に投稿されたそのポストには、わずか数行で近未来の疫病を予告する内容が書かれていた。投稿当時こそさほど注目されなかったが、2026年に入って感染クルーズ船の報道が相次ぐなかで「これだ!」とばかりに掘り起こされ、一気に拡散した。

 もっとも、この種の“予言アカウント”には以前からある種の“定番手法”も指摘されている。たとえば非公開状態のアカウントで大量の予言めいた投稿を繰り返し、後から「当たったものだけ」を残して不要な投稿を削除。そのうえでアカウントを公開すれば、あたかも未来を正確に言い当てていたかのように見せることが可能だ。

 実際、「Soothsayer」のアカウントには2022年6月の投稿が数件しか残されておらず、一部ユーザーからは「他の投稿を削除したのではないか」という指摘も出ている。もちろん真相は不明だ。しかし、こうした“予言コンテンツ”は一度バズれば瞬く間に数万フォロワーを獲得でき、莫大なインプレッションも生み出す。ある意味では、現代SNS時代ならではの“新しい都市伝説ビジネス”とも言えるのかもしれない。

 とはいえ、不気味なのは、そうした“演出の可能性”を差し引いても、現在進行中の状況と投稿内容が奇妙に重なって見えてしまう点だろう。

 コメント欄はたちまち混乱の坩堝と化した。あるユーザーは「なんで世界の政府や科学者よりこいつの方がパンデミックを正確に予測できてるんだ?」と率直に疑問をぶつけ、別のユーザーは「タイムトラベラーがいるとしたら、恐竜に会いに行くより先にXでいいねを稼ぐために使うのか」と毒づいた。笑えるようで笑えない、そんなコメントが並ぶ。

致死率40%…ヨーロッパへ近づくウイルス感染クルーズ船

 予言の”的中”を盛り上げているのが、現実に進行中のハンタウイルスの感染拡大だ。問題の船は「MVホンディウス号」。乗客から感染が確認されたこのクルーズ船は、現在ヨーロッパへと向かい世界中の視線を浴びている。ハンタウイルスは主にげっ歯類(ネズミの仲間)が媒介する感染症で、致死率は驚異の40%に達する。感染から発症までは通常1週間以内だが、まれに最長2ヶ月間、体内で潜伏し続けるケースもあるとCDC(米疾病管理予防センター)は警告している。

 初期症状は倦怠感・発熱・筋肉痛で、特に太もも・腰・背中・肩に強く出る。さらに頭痛、めまい、悪寒、そして吐き気・嘔吐・下痢などの消化器症状を伴うことも多い。

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ハンタウイルスの電子顕微鏡写真 Photo: CDC/Cynthia Goldsmith, Public Health Image Library(PHIL)Wikimedia Commonsより

英国当局、”所在不明の乗客”を必死に追跡中

 事態がより深刻な様相を呈しているのは、英国当局の動きからも見て取れる。MVホンディウス号からは4月24日、南大西洋の孤島セント・ヘレナで29名の乗客が途中下船し、その後船に戻っていないことが確認されている。このうち7名がイギリス国籍で、英国健康安全保障局(UKHSA)は全員の把握に追われている。

 UKHSAの報道官は「そのうち2名はすでに英国内で自己隔離中。4名はセント・ヘレナに残っており、現地当局と連携して対応中。そして7人目については現時点でまだ英国に帰国していないことは把握しているが、追跡作業を継続中だ」と発表した。所在不明の人物の性別さえ明かされていないという不透明さが、なんとも不安な後味を残す。

 クルーズ会社側は「4月24日時点でウイルス拡散への懸念はなかった」としているが、その後の経緯を考えると、その判断が正しかったのかどうか、今となっては何とも言えない。

「次のロックダウンには戻らない」——高まる世論の反発

 感染拡大の報道と予言ポストの拡散が重なるなか、SNS上では別の感情も噴出している。「絶対にロックダウンには戻らないからな、今から言っておく!」と強い言葉で宣言するユーザーが相次ぎ、コロナ禍への疲弊と反発が今もくすぶっていることを改めて示している。かつて「Stay Home」の標語が街を覆った時代、あの閉塞感をもう一度経験したくない——そんな感情は、多くの人の胸に刻まれているのだろう。

「Soothsayer」なる投稿者が本当に未来を見通していたのか、それとも狙いすまし作り上げた都市伝説なのか。答えはわからない。だが、あのツイートが今この瞬間も閲覧され続け、人々の不安をかき立てているという事実だけは、疑いようがないのかもしれない。

参考:Daily Star、ほか

TOCANA編集部

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