>  >  > “予知夢”で歴史が動いた実例12

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 2015年が始まり、はや3週間が過ぎようとしている。突然だが、読者のみなさんは、どのような初夢をご覧になっただろう。初夢によってその年の運勢を占う風習は、室町時代に始まったものらしい。俗に縁起の良い夢として、「一富士二鷹三茄子」と言われるが、じつはこの後にも「四扇五タバコ六座頭」と続くことはあまり知られていない。地方によっては、火事やトイレ、葬式、ヘビの夢が縁起が良いとされる場合もある。

 さて世界に目を向けると、夢で未来の出来事を知ろうとする試みは、広く古今東西に見られるようだ。実際、夢で将来を予言したり、夢のお告げで成功したという逸話が数多く伝えられている。今回は、それらのうち代表的なものを厳選して紹介しよう。


■夢に出てきたスフィンクス

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トトメス4世像「Wikipedia」より

 古代エジプト第18王朝のファラオ、トトメス4世にもスフィンクスにまつわる夢の話が残されている。

 トトメス4世には兄がおり、王位はその兄が継承するものと決まっていたのだが、あるとき狩に出かけた彼は、ほとんど砂に埋もれて頭だけ出ていたスフィンクスの陰で居眠りしてしまう。その時の夢にスフィンクスが現れ、

「自分を覆っている砂を取り払ってくれたら王にしてやる」

と述べる。そしてトトメス4世がそのお告げの通りにしたところ、兄を差し置いてファラオに即位することができたという。彼は即位後、この夢の話を碑文に刻み、スフィンクスの両足の間に設置した。


■アレクサンドロス大王の快進撃の裏にも……

 古代世界最大の英雄である、マケドニアのアレクサンドロス大王についても、夢にまつわる話がいくつも伝えられている。まず彼の出生に関するものとして、父・フィリッポス2世が見た夢の逸話がある。

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