>  > フジテレビ日枝会長(78)、「洋物ポルノ」を経費で鑑賞が発覚!

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深笛義也

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株主総会の様子

名誉毀損になりますよ!

 フジ・メディア・ホールディングスの日枝久会長が、株主総会の議長席から叫んだ、その心情そのものはよく分かる。なにしろ、「SEKOI」の言葉を世界中に広めた舛添要一東京都知事でさえ、裸足で逃げ出すであろう程のせこさが、その場で暴露されたのだ。

 日枝会長は海外出張の際に見た有料ポルノ放送の使用料を、会社の経費でまかなっていたというのだ。もちろん、78歳になる日枝会長が、大好きな洋物ポルノを毎日見ずにはいられないというのは、まことに喜ばしいことだ。だが、その使用料を会社の金で賄っていたというのだ。

 言うまでもなく、フジHDはフジテレビや産経新聞などを擁するメディアコングロマリットである。報道機関として、舛添都知事のせこさもさんざん追求してきた。そのフジのトップが有料ポルノを経費で……?

 こうして波乱の株主総会が始まった――。

 6月28日午前10時から、お台場のフジ本社に接する、ホテル・グランパシフィック LE DAIBAで、フジ・メディア・ホールディングスの第75回定時株主総会が開かれた。

 事業報告では、フジの事業の中核である、放送や映像音楽事業、広告事業などが毎年のようにさらに減収という寒々しい事実が淡々と報告されていく。

 株主提案の説明が始まる。ヤラセ社員株主に関する議案を共同で提案したのは、この問題を東京地裁に訴えて追及している株主の松沢弘氏と山口三尊氏である。

定款に以下の条文を加えるべきだという、提案内容だ。

「当社株主総会の議長は総会において、当社及びグループ会社の従業員株主や関連会社の株主、当社及びグループ会社従業員の経歴を有する、いわゆるOB株主を、質問者、動議提出者として指名した場合には、その所属、役職並びに事前の打ち合わせの有無などを、その場で開示するものとする」

 マイクの前に立った松沢氏は、提案内容の説明を始める。

私を初めとするフジHDの株主が、2014年と2015年の二つの株主総会について、いずれも総会決議は無効であるという判決を求める裁判を起こしています。2014年の株主総会において1405人も出席した株主総会で質問が認められた株主はわずか16名。そのうちの8名、つまり50%が中核子会社のフジテレビジョンの幹部社員だということを、フジHDは事実だと認めました。それぞれの役職は、局長、局次長、部長、室長、いずれも経営幹部そのものです。経営幹部が質問者の半数を占め、私たち一般株主の質問権を侵害した。さらに2015年の株主総会については出席した1605人の株主のうち質問を認められたのはわずか17人。そのうちの5人、率にして約30%が、やはり幹部社員でした。これは明らかに会社法に違反している」

 2014年総会での幹部社員の質問内容は、4Kテレビやスマホ対策、カジノ事業など、会社に有利な回答を引き出すものであったことなどを、松沢氏は整然と述べていく。

 演壇の議長席から、日枝会長の声が飛ぶ。

「2分過ぎているので簡潔にお願いします」「松沢さん、これにて終わりにします」「あなただけの総会ではありません」

  一般株主の質問機会が奪われているというのは、はたして、提案株主として、その理由を明瞭に分かりやすく説明した松沢氏個人の問題であろうか。松沢氏が語り終えると、いつものヤラセの拍手ではない、熱い拍手が巻き起こった。

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