パンチラ盗撮は合法か? アメリカで下された驚愕の判決とは?
また、ロバートソンの弁護を務めたミシェル・メンケン氏には、各メディアが電話取材を申し入れたようだが、返答が得られていないという。
マサチューセッツ州上院議長のテレーズ・マレー氏は、今回の判決に「気を失うほど驚き、失望した」「上院はすぐに対応するだろう」と語っているようだ。また、「私たちは長らく真剣に女性の権利のために戦ってきた。裁判所が今回下したこのような判決を信じたくない。これは女性のプライバシーと安全を脅かすものだ」という声明を出している。
ボストンでレイプ犯罪被害者の支援活動を行うNPOの執行役員、ジーナ・スカラメッラ氏は、「盗撮行為は重大なプライバシーの侵害です。これはまさに性的嫌がらせそのものなのです。法律はテクノロジーに追いつく必要がある」と語っているようだ。
さらに、マサチューセッツ湾交通局(MBTA)の広報、ジョー・ペサトロ氏は、今後の州法改正手続きに協力するとしたが、それまでの間に、このような行為を防ぐためにMBTAが何をするかという点には言及しなかったという。
今回の事件では、判決を下した側も含めて、あらゆる関係者が現状に問題があるとの認識を持っているようなので、ひとまず安心だ。しかし州法が改正されるまでの間、ボストンやケーブコッドなどを始め、観光地にも恵まれたマサチューセッツ州への滞在予定がある女性は注意した方がよいかもしれない。ちなみに日本に目を向けてみると、東京都の「迷惑防止条例」に違反した場合、盗撮の場合「懲役1年以下または100万円以下の罰金」、常習者であれば「懲役2年以下または100万円以下の罰金」が科されることとなる。
(スポンジ保父)
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