『大島てる』運営者が番組で明かした、「事故物件を見抜くコツ」とは!?
不幸な事故で住人が死亡するなどしたため、格安で借りることができると言われる事故物件。
数十年前までこのような話は、まことしやかな噂でしかなかったが、いまではその存在が明らかになっている。具体的な定義こそないが、多くは「心理的な欠陥がある」物件の総称として認識されている。たとえば、火災などの事故で人が亡くなった部屋、隣がお墓や斎場、迷惑な隣人がいるなどがこれに当たる。
不動産鑑定士の西原稔子氏曰く「(事故物件であることを)借り手に告知しないさい、という文言は法律に書かれていない」ため、借り手がつきにくくなることを恐れて、教えようとしない不動産屋も存在するという。ゆえに、契約後に発覚してトラブルになることも多い。
■事故物件の見抜き方とは
さて、そんな事故物件を見抜くコツはあるのだろうか? 独自のリサーチで、事故物件1万以上を紹介しているサイト『大島てる』の運営者である大島学氏が、『言いにくいことをハッキリ言うTV』(テレビ朝日)にて語った。
・家賃が安い(周辺の相場より3~5割安)
・マンションの一室だけリフォームされている
・部屋の一部分だけリフォームされている
・定期借家(業界ルールで事故後一人目の借り手には告知しなければいけないが、更新不可の定期借家にして一人目にだけ安く貸し、二人目から事故物件ではないと扱う)
・一年以内にマンションの名前が変わっている
・開かずの間がある
このような物件は、事故物件である可能性が高いという。もちろん、単純に劣化によるリフォームや「古臭い“コーポ○○”というマンション名から“○○ハイアット”に変えただけ」というケースも多く、上に当てはまるからといって、必ずしも事故物件と断定できる訳ではない。では、事故物件に住むというのは、どういうことなのか?
■不思議な現象が起こることも!?
実際に事故物件と思われる部屋に住んでいた人物に話を聞いた。
「私は相模原にあるA大学に通うことが決まって、実家が地方なので一人暮らしの家を探していたんです。そこで、3年間の定期借家で、家賃が安く高級感もある分譲マンションを見つけて。3年生になったらキャンパスが変わるから、引っ越しすることも決まっていたし、ちょうどいい条件でした。ただ、一点だけ貸主の条件があったんです。『ベランダにある物置はそのままにしておくこと。絶対に触るな』と。特別気にもならなかったので、そのまま借りました。でも、入居してから不思議なことがあって。帰ってくると、たまにトイレの便座が上がっているんですよね。それ以外に何かがあった訳ではないんですけど。今思えば、あの物置に何があったのか、凄く気になりますよね。」(元A大学生)
彼女曰く、体調が悪くなることも無く、単純に、たまに便座が上がっているだけだったという。むしろ、「都内で同じような物件があれば、また借りたい」と笑顔で語ってくれた。都内では、安い家賃で借りられるということで人気が出ているとも伝えられる事故物件。たしかに、便座が上がる程度であれば、高い家賃で経済的に苦しむよりはマシなのかもしれないが……。
(TV Journal編集部)
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