密輸失敗! 「金の延べ棒」丸呑み男の悲しい顛末!!
インドのデリーで胃痛を訴えた63歳の会社員男性の体内から、なんと12本もの金の延べ棒が発見されたというショッキングな事件を4月20日付の英紙「Daily Mail」が伝えた。
この男性、ペットボトルのキャップを誤って飲み込んでしまい、ひどい胃痛と吐き気を訴え、取り出す手術を行うことになった。…はずであったのだが。
■腹痛の原因は純金400グラム
実際に腹部から取り出されたのはキャップではなく、12本もの金の延べ棒であった。1本33グラムで、合計で約23,000ドル(日本円約240万円相当)の価値だという。
手術を担当したデリーの病院のラマチャンドラン医師は現地メディア「インディアン・エキスプレス」の取材に対し「患者は4月7日にキャップの摘出手術を希望して来院し、まずX線を撮ったのだが該当するものが見つからなかった。代わりに何か金属状のものがいくつか重なって見えていたんだ」と答えた。
さらに医師は「9日に実際に手術を行ったら、腹部から出てきたのは金の延べ棒、しかも12本も! 非常に驚いた。あのまま2、3日ほおっておいたら、大出血か腸破裂を引き起こして敗血症になっていただろう」とその時の様子を振り返っている。
■根絶できない金の密輸
男性は手術の10日程前にシンガポールからインドへ入国したようである。インドは世界でも有数の金市場であるが、近年は金の輸入に際し規制が非常に厳しくなってきており、密輸が後を絶たない。金の輸入時の課税は以前の3倍になり、人々からは緩和を求める声が上がっている。
今回命の危険を冒してまで運んだ金の延べ棒であったが、摘出された後にあえなく税関に押収されてしまった。命あっての物種…くれぐれもご自愛ください。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Daily Mail」、「Indian Express」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊密輸失敗! 「金の延べ棒」丸呑み男の悲しい顛末!!のページです。インド、金、手術、密輸、Maria Rosa.Sなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで