【人体の驚異】永遠に赤ちゃんのまま? ― 小さな身体に襲い掛かる原因不明の病!
私達人間は、この世に生まれた瞬間から心身ともに成長を重ねて生きてゆく。しかし母親の胎内で、もしくは生まれてから身体に生じた何かしらの変異により、その成長が妨げられてしまうこともある。これは、その中の一例である。中国に住む、ある家族の苦悩を9月3日付の「Daily Mail」が報じている。
■ほとんど成長しない謎の症状とは
中国南部に位置する広東省の深センに住む、ウー・ルンジェンさんの腕に抱かれた小さな女の子の赤ちゃん。その名はユエンユエンちゃんだ。鼻にチューブがつながれていることを除けば特に異常は見られないように思える。しかしユエンユエンちゃんは生後13カ月だと言われたら、あなたは信じるだろうか?
日本の新生児の平均体重は個人差はあるものの、約3,000g前後、身長は50cm前後であり、体重に関しては生後3カ月で出世時の約2倍。1年で約3倍に増えるのが理想的だと言われている。しかしユエンユエンちゃんの現在の体重は僅か2,900gであり、身長は詳しく記されていないが生まれてから現在まで10cmも伸びていないそうで、これは健康な乳児の成長に比べると、その半分にも満たないとイう。
そんな愛娘の深刻な状況を目の当たりにして、何が原因なのかを探るべく両親は日本円にして173万円という大金を治療に費やした。しかし貯金を使い果たしても、夫婦は娘の身体に何が起こっているのか原因が分からず適切な治療法も見つからないままであった。
■声も発せずに弱っていく小さな身体
ユエンユエンちゃんは極少量の母乳や粉ミルクしか体内に取り込めず、ミルクは鼻につなげられたチューブを使って少しずつ与えられている。僅か30mlのミルクを飲むのに約2時間を要するのだというから、本人は勿論、家族にとっても大仕事であろう。もちろん、その僅かなミルクだけでは栄養失調になる。それだけでなく、ユエンユエンちゃんは現在病原菌などに対する免疫系も非常に弱ってきているという。
両親はユエンユエンちゃんが嬉しい時は目でその感情を表すと言うが、彼女自身が声や音を発することはない。また、この症状に加えてアトピーも患っており、風呂上りには軟膏を塗ることも欠かせない。
両親は中国版のツイッターと呼ばれる「ウェイボー(Weibo)」で医師、専門家からの助言を求めていたが、これに上海在住の医師、シャオ・ユエン氏がユエンユエンちゃんに消化器系統の疾患の可能性があるのではないかと答えており、両親にユエンユエンちゃんを上海の病院へ連れてくるように勧めているようだ。
■他にもある成長の止まる症例
今回報じられたユエンユエンちゃんは、まだ医師による正確な診断は下されていないが、世界には他にも成長が止まってしまい、治療法が未だ見つかっていない症例が確認されている。
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2024.10.02 20:00心霊【人体の驚異】永遠に赤ちゃんのまま? ― 小さな身体に襲い掛かる原因不明の病!のページです。病、医療、清水ミロ、幼児、子供、ハイランダー症候群、プロジェリアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで