単なる偶然ではない ― 胎児の4Dスキャンに現れた「ひいおばあちゃん」のスプーキーフェイス=英
~石川翠のワールド・ミステリー・探訪~
これも「時代」のなせる業なのでしょうか? お母さんの子宮の中で元気に動いてる、女の赤ちゃんの4D動画に、よく見ると、ちょっぴり不気味なおばあさんの顔が映っていた…のです。
赤ちゃんの父親、ジョン・マクヘイルさん(33才)は、ロンドン郊外に住む刑務官。同い年の妻リンジーさんは銀行員。夫婦の間にはじめてさずかった長女マディソンちゃんのスキャン動画のなかに、「顔」をみつけたときには、さすがに驚いたということです。しかも、それはジョンの祖母のキャシーをほうふつとさせるものだったから、なおさらでした。
2人はいまでは、このおばあちゃんが、娘の「守護天使」(guardian angel)であると固く信じている様子。というか、そういうことにして、とりあえず、納得したみたい…な。
では早速、問題の動画をご覧ください。
さて、いかがでしたか? 筆者は数十回、繰り返し、画面をみつめました。それこそ、眼をおサラのようにして…。トカナ・ライターの仕事とは、かくも過酷なものなのです。
どうやら、赤ん坊の左手が、鼻の右側につっかえて、掌が外向きにひらいたみたいです。みなさんも、赤ちゃんになったつもりで、やってみてください。口元に手をあてたオネエのひとみたいな感じになりはしませんか?
筆者は、そんな風にねじった自分の掌を、鏡に映してみました。すると、指と指のあいだに、眼を思わせる2つの影ができました。掌の上の方には、鼻のような盛り上がりが、そして下の部分には、口を思わせるくぼみが現れました。これらが一体となると、確かに、人の顔的なものが見えないこともありません。
■顔の出現は、単なる偶然ではない可能性が!
今回のお話の元ネタは、イギリスの「Mirror」というサイトの「おかしなニュース」というカテゴリーなのですが、ヴューワーにこの「顔の真偽」をめぐる三択のクリックを求めている点がとてもユニークです。
それによると、いまのところ、「そんなの、おかしな偶然の一致さ」(Strange coincidence)に票を投じたひとが55パーセント。「なんにも見えない?? ゾ」(Can’t see anything)が13パーセント。残りの31パーセントが「むむむ、こりゃ不思議じゃ」(Very spooky indeed)。ちなみに筆者は3番目をクリック。偶然だけでは割り切れない何かを嗅ぎとったせいです。
現在6才になったマディソンちゃんは、「満面の微笑みを浮かべながら」このビデオを見るのが好きだということです。ジョンによれば、そのとき彼女は「すこしばかり恥ずかしそうに」するのだとか。
なお、その後も夫婦はこどもをさずかり、弟のフィン君は現在2歳。ジョンは言います。「フィンの4Dスキャンも撮ったけれど、もう顔は現れなかったよ」。
さて、けれど、もしこれだけなら、マディソンちゃんの右のほっぺたに出現したおばあちゃん像は、たとえば、工場の塀の不気味なシミが、近くでひき逃げされた女性の顔にそっくりだの、天井裏の木目模様がその部屋で殺された人の苦悶に満ちた表情に見えるだの…そういった、よくある「偶然の一致」に落ち着きそうです。
ところが…!
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2024.10.02 20:00心霊単なる偶然ではない ― 胎児の4Dスキャンに現れた「ひいおばあちゃん」のスプーキーフェイス=英のページです。心霊、胎児、石川翠、守護天使などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで