謎のネコ集団失踪事件、突然消えた221匹! 犬の餌にされている可能性も?
東京・大田区での猫の連続不審死事件や、栃木県での犬の大量死体遺棄事件など、犬や猫に関するニュースが何かと目立つ昨今だが、イギリスでは猫の“集団失踪”事件が続きメディアを賑わせている。
■今なお続く猫の集団失踪事件
英サフォーク州・イプスウィッチの町でこの8ヵ月の間に211匹の猫が行方不明になり、その原因が誰にも説明できないことを「Sunday People」紙などが報じている。いったい何が起っているのか……?
愛猫を失った飼い主の数は増えるばかりだが、警察による捜査にはなかなか進展がみられないようだ。イプスウィッチ警察のマーク・トーマス巡査部長は「愛猫を失った悲しみは理解できますが、大規模な猫の誘拐や虐待を推測できるような証拠がないのです」と語っている。
遅々として進まない警察の捜査に痺れを切らし、地元の愛猫家、ルイーズ・キャッチプールさんとデニ・パークスさんは“ペット探偵”となって情報を収集すると共に、ウェブサイトとフェイスブックを活用して2,664人のペット愛好家との協力体制を作り上げ、失踪した猫の追跡捜査を開始した。
飼い猫を突然失った飼い主たちから情報を集めるうちに、この失踪事件に共通するパターンが浮き彫りになったという。数日の間に6匹くらいまでの猫が連続していなくなり、その後いったん猫の失踪報告は止むというのだ。
「猫たちはひとまとまりで消えています。数日の間、飼い主からの迷子猫の報告が続いたかと思うと、ある時点で報告が止まります。中には一家で数匹飼っていた猫が一晩で全部いなくなってしまったケースもあります。とてもおかしな話ですよ」とルイーズさんは語り、猫が自発的に姿をくらましているのではないという考えを主張している。ちなみにこの期間を通して、車で轢かれるなどした猫の事故死体や変死体などはまったく発見されていないということだ。
ルイーズさんたちペット愛好家のグループは先月、サフォーク州の職員から、男女が猫を手なずけている様子を収録した監視カメラの映像を見せられたという。その映像には、6分間にわたって男女のカップルが2匹の猫を車の中に誘い込んでいる様子が映されていたということだ。
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