アルゼンチンで3つの目を持つ魚が釣り上げられる!被ばく原因か?
米国のテレビアニメ『ザ・シンプソンズ』には3つ目の魚「ブリンキー」が登場する。色々なキャラクターグッズにもなっているので、目にした人も多いのではないだろうか。アルゼンチンで、ブリンキーと同じ3つ目の魚が見つかった事を「Gajitz」が報じた。
■原子力発電所の近くで3つ目の魚を釣り上げる
アルゼンチンの第二の首都であるコルドバの貯水池で魚釣りをしていた男たちが、タライーラ(学名:Hoplias malabaricus)を捕えた。
その一人のジュリアン・ジマットさんは、テレビ局「Cadena3」のインタビューに「夜だったので、その時は何も気づかなかったよ。後で釣れた魚をランタンの灯りに照らした時、その魚が3つの目でこちらを見返してきた。驚いたね。自分たちは長年、あそこで魚釣りをしているけれど、こんなのを釣ったのは初めてだ」と話した。
そして同時に「ここには原子力発電所からの排水が流れ込んでいる。奇形の魚が生まれたのは、そのせいだと思っている」と話す。ジマットさんは自分たちで食べようと思っていたのだが、3つ目の魚はさすがに食べる気がしなくなり検査機関にひき渡したようだ。
不思議な事に、これは『ザ・シンプソンズ』のストーリーと一致している。
シンプソンズ一家の父であるホーマーは、スプリングフィールド原子力発電所の安全検査官で、3つ目の魚「ブリンキー」は原子力発電所から排水が混じる池で釣りあげられたのだ。
■カナダにも3つ目の魚が出現!
ニピシング湖は、カナダのオンタリオ州にある美しい湖だ。ニピシング湖には40種以上の魚が生息し釣り人が多く訪れるが、そこで先月、釣り人が「ルーイ」と名付けられた3つ目の魚を釣りあげた。
住民は、そこに以前あったウラニウム鉱山から出た有害残留物や、原子力発電所から流れ出た排水がこの奇形の魚を作り出したのではないかと疑っている。
しかし科学者は、この「ルーイ」以外に奇形魚は見つかっていないので、「単なる突然変異」との意見だ。しかし、ニピシング湖が工場や生活排水等で汚染されているのは事実で、住民たちは州に対して何らかの対策を要望している。
これらの3つ目の魚に関しては、「放射線の影響だ! 何故なら――」と地球の危機と滅亡を熱く語る人々、そして「どの生物にも奇形は一定数生まれるので、これだけでは何とも言えないね」という冷めた人々、そして特にアルゼンチンの3つ目の魚に関しては、「これは魚に細工している! 自分の目は騙せない!」という懐疑的な人々――とコメント欄は大きく分かれた。
昔から奇形の動物や魚は一定数生まれてくるものであり、全てを放射線のせいにするのは無理があるという意見に筆者は賛成だ。
とはいえ、原子力発電所が近くにあるというのは気にかかるのだが…。
米国の人気アニメ『ザ・シンプソンズ』により、「3つ目の魚=放射線」のイメージが世の中に拡散したのではないだろうか? 皆さんはどう判断しますか?
(文=美加リッター)
参考:「Gajitz」、「Huffington Post」、「Vice」ほか
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