腎臓を埋め尽くす「420個の結石」を摘出!! 日本人も大好きなアノ食品が原因か?=中国
結石(腎臓結石・尿路結石)の痛みは、古代ギリシアの医聖・ヒポクラテスの時代から、想像を絶する「七転八倒の苦しみ」として知られていた。その結石が、もしも体内に数百個あったとしたら、一体どれほどの激痛を味わうことになるのだろう。今回は、なんと420個もの腎臓結石を抱えていた中国人男性のニュースをお届けしよう。
今月7日、中国「人民網」や英「The Daily Mirror」などが報じたところによると、話題の男性は浙江省東陽市に暮らすホーさん(55)。先月、腹部の激痛に耐えかねて病院へと駆け込んできた彼だが、CT検査によって体内の恐るべき様子が確認される。なんと、腎臓が無数の結石で埋め尽くされていたのだ。このまま結石を取り除かなければ、腎臓摘出という最悪の事態も考えられる危険な状態だった。
そして今月5日、結石除去手術が行われた。通常、腎臓結石の除去には砕石術や腹腔鏡が用いられるが、ホーさんの場合は結石の数があまりにも多いため開腹手術となったようだ。約2時間にわたる手術により摘出された結石は、米粒大のものを含めて合計420個ほど。「手術の終わりには、(疲労で)腕と足の感覚が麻痺していた」と執刀医が振り返るほど困難な手術だった。
それにしても、なぜホーさんの体内でこれほど大量の結石が形成されてしまったのだろう。担当医によると、そこには“豆腐”が関係しているという。豆腐が大好物だったホーさんは、地元の名物である「石膏豆腐」(凝固剤として石膏を用いた豆腐)を毎日欠かさず口にしていた。しかも水分をあまり摂取してこなかったため、カルシウムが腎臓の中で固まりやすくなったと考えられるそうだ。
ちなみに、今回ほど重症ではないものの、ホーさんは20年前にも結石の治療を受けている。彼の家族は、「もう豆腐を食べることを制限します」と語っているようだ。あまりにも偏った食生活が招いた、結石地獄。いくら健康に良いとされる食品であっても、過ぎたるは猶及ばざるが如し、ということだろう。
(編集部)
参考:「The Daily Mirror」、「人民网」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊深夜のパチンコ屋にうつむきながら入っていく謎の男達と不思議な警察官【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.09.18 20:00心霊奇妙な風習…“引っ張り合う”魂が集う墓地に佇む老婆【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.08.07 20:00心霊腎臓を埋め尽くす「420個の結石」を摘出!! 日本人も大好きなアノ食品が原因か?=中国のページです。中国、医療、結石、腎臓、豆腐などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで