「チュパカブラ以外の何ものでもない」?ついに吸血UMAの死骸を確保→DNA検査へ!=米・テキサス
鋭い牙と爪を持ち、家畜や人間を襲うとされる謎の吸血生物「チュパカブラ」。1995年にプエルトリコの農場で初めて目撃されて以来、その噂は瞬く間に各国へと飛び火。わずか20年の間に、アメリカ大陸を代表するUMA(未確認生物)としての地位を確固たるものとしている。
これまでチュパカブラの出没報告は枚挙に暇がなく、正体についても諸説入り乱れているが、どれも決定打に欠け、人々を困惑させ続けてきた。しかし今月3日、ある男性が「チュパカブラを仕留めた」と名乗りを上げ、海外メディアが大いに沸き立っているようだ。今度こそ本物のチュパカブラが発見されたのか? 詳細についてお届けしよう。
チュパカブラの死骸を保管していると主張する男性は、米国テキサス州ロックデール在住の庭師、フィリップ・オリヴェイラさん。今月3日付の地元紙「The Austin American-Statesman」によると、オリヴェイラさんがチュパカブラと遭遇したのは5月31日のことだった。
その日の散歩中、連れていた飼い犬が突如として小川の方へと走りだし、今まで見たことがないほど猛烈な剣幕で吠えはじめたという。急いで駆け寄ると、そこには全身の毛が抜け落ち、皮膚が“かさぶた状”になった奇妙な生物が息絶えている。その異様な姿に、ただならぬ雰囲気を感じたオリヴェイラさんは、死骸を持ち帰り自宅裏口にある大きな冷凍庫で保管することを決めた。
もっとも、写真を見たテキサス州立大学の生物学者や、テキサス州公園・野生生物局の哺乳類学者、さらに科学雑誌『Sceptical Inquirer』の副編集長らは、
「“疥癬(かいせん、ダニの寄生による皮膚感染症)”を患ったコヨーテかアライグマでしょう」
「似たような写真を沢山見たことがあります。もはや疑いの余地もない」
「これが未知の生物である可能性は天文学的に低いです。わざわざ貴重な時間を費やしてまでDNA検査を行うものではありません」
などと一向に取り合わない様子だ。しかしオリヴェイラさん自身と、現場に同行した2人の友人は、死骸の正体がチュパカブラであることを確信しているという。
「コヨーテにしては大きすぎます」
「(現場付近で)数えきれないほど釣りやキャンプをしてきましたが、こんな動物は一度も目にしたことがない」(オリヴェイラさん)
まるで死骸の精査を避けようとしているかのような専門家たちの態度には、何らかの深い意図が秘められているのだろうか? テキサスクリスチャン大学で生物学の学位も取得しているオリヴェイラさんは、今後独自にDNA検査を行う意向を表明している。結論を出すのは、その結果を待ってからでも遅くないはずだ。続報が入り次第、再びお伝えしよう。
(編集部)
参考:「The Daily Mail」、「The Austin American-Statesman」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「チュパカブラ以外の何ものでもない」?ついに吸血UMAの死骸を確保→DNA検査へ!=米・テキサスのページです。チュパカブラ、テキサス、死骸などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで