元公安警察官が喝!「マイナンバー制度には“愛が足りない”」
「そもそもマイナンバーというネーミングが、マイカーや、マイボールのような“マイルド”な響きを持っている。マイナンバーの本来の呼称は国民総背番号制です。情報がすべて為政者に握られるのでは、という反発心、疑問が生ずる前に、たたみかけるようにできてしまった。これは、政府側のコピーライティングセンスの勝ちとも言えるでしょう。日本人は昔から、お上には逆らわず、支配されることに慣れてしまっている。もっと怒りの声をあげるべきです」(北芝氏)
国民総背番号制は日本だけでなく、世界中で導入されている。いわゆる“ID社会”である。マイナンバー導入で、日本は世界標準に追いついたのだろうか。
「確かに世界的に見ればID社会は浸透しています。しかし、ここまで、あらゆる情報が一元管理できるとは他の国も思っていませんでした。マイナンバーは、政府が一方的に情報を管理するだけで、国民に対する見返りがない。もっとも大事な国民の安全の保障はないがしろにされていると感じます。北欧などでは高い消費税を負担する代わりに高度な福祉、教育制度が用意されている。こうした思いやりや情緒の部分もセキュリティだといえます。マイナンバーには愛が足りませんね」(北芝氏)
愛とセキュリティ(安全)を欠いたマイナンバー導入まで、あと半年。「今からでも遅くない。セキュリティの部分を改良、強化する余地はある」と北芝氏は述べる。マイナンバー制度には多大な不安がつきまとうのが現状なのだ。
(取材=平田宏利)
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