左翼・過激派系書店「模索舎」が選ぶ、絶対に読んでおきたい「テロ」関連文献6選

【2】『憂国か革命かテロリズムの季節のはじまり』 著:鹿砦社編集部編/鹿砦社

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 鈴木邦男氏が若松孝二監督、フラメンコダンサーの板坂剛氏と語る浅沼稲次郎刺殺事件の山口二矢、嶋中事件、三島由紀夫。なお、復刻資料として大江健三郎「政治少年死す セヴンティーン第2部」、深沢七郎「風流夢譚」、「これがおいらの祖國だナ日記」が本書に収録されているのもレア。


【3】『新装版・黒旗黒旗水滸伝』 原作:竹中労、画:かわぐちかいじ画/皓星社

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 反骨のルポライター・竹中労の原作、そして若き日のかわぐちかいじが描く大正アナキスト群像。関東大震災で官憲によって虐殺された大杉栄。貧民窟で蠢いていた「ギロチン社」のアナキストの若者たちは大杉栄を虐殺した国家への復讐へと動く。『大正アナキスト覚え帖 関東大震災90年』(アナキズム文献センター)もあわせておすすめしたい。


【4】『昭和の劇:映画脚本家・笠原和夫』 著:笠原和夫、スガ秀美、荒井晴彦/太田出版

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 1969年、全共闘運動全盛のこの時期に東映は桜田門外の変から血盟団事件、二・二六事件まで日本のテロの歴史を描いた『日本暗殺秘録』(中島貞夫監督)を公開した。本書でのインタビューで脚本を手がけた笠原和夫はテロリストのある種の輝きを描きたかったと述べている。本映画では血盟団事件について長い尺がとられているが、小沼正を熱演する若き日の千葉真一などをスクリーンで観てほしい。

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