自ら望んで目を潰した女 ― 自傷行為の“必要に迫られる”奇病
■「これが自分の本当の姿です」
9年経った今、ジュエルさんは盲人会にも顔を出し、以前よりずっとハッピーに生きていると笑う。「Barcroft TV」のインタビューにも「私は正しい選択をして、まったく後悔していません。これが自分の本当の姿です。本来なら生まれつき盲目のはずだったのでしょう」と語っている。唯一残念なのは、家族に対して「事故で目が不自由になった」と説明していたところ真実を知られてしまい、勘当されてしまったことだ。しかし、元フィアンセであるマイクさん(50歳)は彼女の手足となり、日常生活をサポートしてくれている。実は、彼も加齢黄斑変性による視覚障害者なのだ。

ジュエルさんは現在、大学で教育学を学ぶ傍ら、自分の体験を語ることで同じように苦しむ人びとの助けになろうと活動している。
「気持ちは痛いほどわかりますが、自分で目を潰すのは思い留まってほしいですね。いつの日かBIIDの治療法ができるかもしれないから、それまで待ってほしい。どうしても失明したいときは、とにかく専門家に相談すること。自己流で失明しようとするのは、本当に危険なことだから」と、経験者なりのアドバイスをしている。
なかなか一般人には理解し難い障害であり、決断も、その手段も非常にドラスティックだが、ジュエルさん本人が後悔していないことが、なによりの救いといえるのだろう。
(文=佐藤Kay)
参考:「Medical Daily」、「Barcroft TV」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊自ら望んで目を潰した女 ― 自傷行為の“必要に迫られる”奇病のページです。佐藤Kay、BIID、盲目、自傷、身体完全同一性障害などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング05:35更新
- ・NASA内部告発者が警告する宇宙開発の“危険な”未来
- ・誰でも“時間を引き伸ばす”能力を持っている?科学が解き明かす「時間拡張体験」の謎
- ・ホーキング博士の予測は正しかった!
- ・鬼火(ウィル・オ・ザ・ウィスプ)の正体、ついに解明か?
- ・「Wow! シグナル」、発信源は恒星間天体「3I/ATLAS」だった?
- ・2つの巨石神殿のミステリアスな類似性
- ・「世界の終わり」本当の姿とは?人類を滅ぼす“3つの黙示録”
- ・シミュレーション世界から脱出できるのか?
- ・謎の恒星間天体「3I/ATLAS」は“異常な塊”だった!
- ・2026年に第三次世界大戦&未知との遭遇
- ・NASA内部告発者が警告する宇宙開発の“危険な”未来
- ・謎の「黒いピラミッド型UFO」が出現
- ・誰でも“時間を引き伸ばす”能力を持っている?科学が解き明かす「時間拡張体験」の謎
- ・ホーキング博士の予測は正しかった!
- ・鬼火(ウィル・オ・ザ・ウィスプ)の正体、ついに解明か?
- ・“エイリアンの秘密基地”とされるポポカテペトル山で謎の発光体が乱舞
- ・UFOに乗っているのは“高次元の地球人”だった!?宇宙人でも平行世界の住民でもなく… 識者が提示する「6つの証拠」
- ・歴史の常識を覆す!? 5冊の“禁断の書”
- ・「Wow! シグナル」、発信源は恒星間天体「3I/ATLAS」だった?
- ・中国に“世界で最も高い橋”が完成 ― 東京スカイツリーに匹敵の高さ