【クローンの未来】「人間をつくる準備は整った」
【クローンの未来】「人間をつくる準備は整った」中国研究チームの発表、倫理的にはOK?
1997年2月にクローン羊のドリーが発表されてから約19年になる。この間に、クローン技術を含む様々なバイオテクノロジーは加速度的に進化して、今や人間のクローンさえつくる技術が確立されているという。
■クローン人間誕生の「テクノロジーは既にある」
アメリカの「Discovery News」のレポートによれば、中国のバイオテクノロジー企業のボヤライフ(Boyalife)社は、フランスのAPF通信社に「人間のクローンをつくる準備は整っている」と発表し、世界中の研究機関やバイオ関連企業に衝撃を与えている。
現在、ボヤライフ社は中国・天津市に巨大なバイオプラントを建設中で、7か月後に完成予定のそのシステムでは、2020年まで100万頭の牛のクローンを生産する狙いがあるという。ボヤライフ社のCEOであるシュイ・シャオシャン氏によれば、クローン家畜の生産は、ほんの始まりでしかないとのこと。優秀な競走馬や、愛するペット、操作能力の高い鼻の利く警察犬などのクローンの生産は、建設中のプラントの一部ですでに進められている。

プラントには、遺伝子バンクも併設し、絶滅危惧種の将来的な再生のために500万種に及ぶ細胞サンプルを冷凍保存することも可能にする計画もある。また、ボヤライフ社は、既に韓国のバイオ企業・Sooam社や中国科学院との共同研究を始めており、病気の研究に使われる実験動物のクローン生産の準備も進めている。
シュリ氏は、「テクノロジーは既にここにあり、ボヤライフ社より優れた技術を持つ企業はない」と言い、猿から人へのステップアップに必要な技術は生物学的にはわずかなもので、残された課題はモラルと倫理論議の問題のみであると主張。現在ボヤライフ社が人間のクローン研究をしていないのは、自主規制によるものであるとしている。
シュイ氏は同性婚の例を挙げながら、社会的な価値観は時代とともに変化することも指摘し、将来的に母親、父親の双方から50%ずつ遺伝情報を受け継ぐ子ども以外に、100%母親から、100%父親からの遺伝情報によって生まれてくる子どもの可能性を示唆し、子どもをつくる選択肢がひとつから3つに増えるとも発言している。
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