セカオワがキーワード? サイキック芸人キックが予想する「2016年はこんな年」
【2016年はどんな年?】
年が明けて以降、芸能ニュースの世界では大きな事件が立て続けに起こっている。ベッキーの不倫疑惑、SMAPの解散騒動、清原和博の薬物事件など、エース級のスクープが目白押しだ。そんな波乱の幕開けとなった2016年は、果たしてどんな年になるのか? サイキック芸人のキックがズバリ予想する。
■ヒット曲には未来を予測するヒントが隠されている
「以前にこの連載で2015年の予想をしたときにも話しましたが、ヒット曲には未来を予測するためのヒントが隠されています。ものすごい数の人々の集合無意識が、近い将来に起こることを予見して、その流れに沿った歌を自然に選んでしまうからです。
つまり、2016年に起こる出来事を予想するには、2015年に流行った歌は何なのかを考えればいいのです。昨年売れた代表的な2つの曲といえば、SEKAI NO OWARIの『Dragon Night』とクマムシの『あったかいんだからぁ』です。この2つの歌詞の中には、今年の世相がダイレクトに示されているのです。
・『Dragon Night』
『Dragon Night』の歌詞では「戦争」が主題になっています。人にはそれぞれ正義があって、争い合うのは仕方がない。相手にもそれなりの理由がある、という内容。これはまさに、譲れない立場にある者同士の争いが激化するという暗示です。
世界に目をやれば、中東ではイスラム国(IS)が終わりのない戦いを繰り広げています。国内でも、SMAPとジャニーズ事務所との独立をめぐる争いがありましたし、山口組が分裂してしまったのも同じことです。あらゆる分野で戦いが起こるのです。ただ、それだけではありません。歌詞の中では、最終的には戦いが終わることになっています。対立していた者同士が、最後は友達のように仲良く踊って争いを終える。そもそも、アーティスト名がSEKAI NO OWARI(世界の終わり)であることからも分かるように、争いに終わりが訪れるというのも確かなこと。さまざまな場面で起こっている争いが、年末ぐらいまでには一応の終結を迎えるのかもしれません。
・『あったかいんだからぁ』
一方、これに対抗するのが『あったかいんだからぁ』です。この曲の歌詞を見れば一目瞭然ですが、「キラキラハピネスぎゃんかわスマイル」「愛をスススス恋をスススス」など、ひたすら明るくてハッピーで、何も深いことを考えているように見えません。目の前のことが楽しいというのを歌っているだけ。この底抜けにハッピーな気分こそが、戦いの続く2016年を生き抜く唯一の方法なのです。
スープがあったかいからと喜んでいるクマムシの描く世界観は、一見バカっぽく見えるかもしれません。でも、これが大事なんです。『Dragon Night』の方に引きずられて、争いにまともに向き合うと心身共に疲弊してしまいます。そういうものを気にせずに、明るく強く生きることが必要なのです。
クマムシというのはそもそも、渇水でも真空でも死なない「最強の生物」と呼ばれている生き物です。生物界におけるクマムシのように、どんな戦乱の時代でもそれに脅えず、明るく強く生きていけばいいのです。2016年を生き抜くコツは「クマムシたれ!」の一言に尽きますね。
■2016年は「乾(けん)」の年
最後に、今年のキーワードをひとつ。今年は易で言うと「乾(けん)」の年。つまり、天とか空にまつわるものが流行しやすいのです。昨年末から今年にかけて、『キングオブコント』で「天使」のネタをやったコロコロチキチキペッパーズが優勝したり、『M-1グランプリ』でトレンディ「エンジェル」が優勝しているのもその現れでしょう。
ドローンを使ったネタを演じる谷+1という芸人がいますが、彼も今年さらにブレークするかもしれません。また、空に縁があるという意味では、UFOの目撃事例なども増えていくはずです」
ちなみに、大波乱の2016年を迎えたキックが最近作った新ネタは「金星人のネタ」だという。宇宙にはばたく準備が整ったキックは今年こそ、クマムシのように大ブレークできるのだろうか!?
(取材・文=ラリー遠田/お笑い評論家)
■芸人・キック
1979年11月13日生まれ東京都出身。2005年デビュー。ムエタイ漫談のネタでNTV『エンタの神様』等に出演。近年ではサイキック芸人としてバラエティ番組に出演中。趣味は、オカルト研究、夢日記をつける、温泉巡り(温泉ソムリエの資格あり)野球、ゴルフ、空手、キックボクシング、食べ歩き。特技は、ハイテンションタロット占い、ダウジング、負けないじゃんけん!
【レギュラー番組】
Youtubeチャンネル「キックのすべて」
ニコジョッキー「キックのサイキックチャンネル」
【ブログ】→http://ameblo.jp/kickhoshi/
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