3つのうち1つは地球外生命体が存在する「ハビタブル惑星」が発見される
■生命体がいる可能性が高い
研究チームは2015年9~12月にかけての62夜にわたり、こうした恒星の光や明るさの変化を観測して定期的に光が遮られる日食のような現象を発見し、赤外線を検出できる望遠鏡を使って詳しく調べた。
観察により、内側に位置する2つの惑星の公転周期はそれぞれ1.5日と2.4日であることが判明。残る3つ目は4~73日の間と、いまだ軌道がはっきりわからないというが、この惑星も生命体がいる可能性が高いと考えているという。
惑星らは常に同じ面がTrappist-1の方向に向き、片方は常に夜、もう片方は常に昼の状態であるらしい。共同研究者であるMITの天文学者ジュリアン・デ・ウィット氏は今後、生命の存在の可能性の重要な手がかりとなる大気成分など、より詳しい調査を行う予定だとしている。また各地の観測所と提携して惑星に水やメタン分子が存在するのかどうかの調査も計画しているとのこと。
世界中の関係者が胸を踊らせているらしいこの大発見だが、地球から近いというこの40光年の距離、およそ380兆km(1光年=9.5兆kmで計算)。まったく想像もつかないような距離感だが、到達までに何百万年もかかるというから、正に天文学的数字である。
我々が生きているうちに人類はどこまで宇宙の謎に迫れるのか? 同時に我々はどこまで理解度を高められるのか? 個人的にも挑戦したいところである。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Daily Mail」、ほか
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