オナラの回数が増えて強烈に臭くなる要因5つ!実はジョコビッチも悩んでいた?
●飛行機をよく利用する人はオナラが出やすい
アメリカ人がメキシコへ行ったときに発症するひどい下痢のことを「モンテスマの復讐(Montezuma’s revenge)」というらしい。
かつてのアステカの王、モンテスマ王が最初は友好的にやって来た白人(スペイン人)の罠に陥り、監禁、殺害され、アステカ王国を滅ぼされた歴史から、メキシコに入った白人はモンテスマ王の呪いで下痢を発症すると、まことしやかに語り継がれてきた経緯があるということだ。
モンテスマ王の呪いというよりも、旅行中には飲み慣れないその土地の水を口にしたり、その地域特有の細菌やウイルスにさらされたりして下痢を起こしやすい状態にあることは確かで、これは旅行者下痢症(Traveler’s diarrhea)と呼ばれている。
加えて旅客機を利用する旅では、搭乗中は低い気圧の中で過ごすことになるため、腸内のガスが膨張し、場合によってはオナラがひっきりなしに出ることがある。これはもはやフライト時間内にどうこうできる問題ではないため、専門家の中には機内に強力な消臭剤を数多く設置すべきであるという切実な(!?)主張もあるようだ。
●健康な食生活を送っている者のオナラは特に臭い
普段から栄養のある繊維質の食物を摂取している人はオナラの臭いが強烈だという。
身体に取り込んだ食物は大まかに消化されて大腸へ移動し、そこでバクテリアによってさらに分解される過程で発酵が進みメタンガスと窒素が発生する。この混合ガスがオナラの正体だが、果物や野菜、イモ類、全粒穀物や豆類に多く含まれる繊維質(不溶性食物繊維)は大腸まできても完全には分解されない。
これらの食物繊維が分解されずに大腸内にしばらく滞留していると腐敗が進むため、腐敗臭のような強烈な臭いのオナラが出やすくなるということだ。
また繊維質のほかにもラフィノース(raffinose)と呼ばれる、タマネギ、カリフラワー、キャベツ、ブロッコリー、アスパラガスなどに含まれているオリゴ糖の一種もまた完全に消化されないまま大腸まで運ばれ、腐敗臭の原因になっているという。いずれの“容疑者”も健康に良い栄養のある食物であり、食べるのを止める必要はまったくないが、重要なデートや会議の前々日くらいからは控えたほうがよいのかも知れない!?
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