【激写! 心霊写真】プロの写真家が徹底検証…編集部に届いた首なし男の写真、そこに写るはグレイの正体か?
■プロ写真家の見解やいかに?
――検証のほどお願いします。
編集部で検証を行うためにMacBookProを持った写真家のアナザー氏が登場。
「いろいろA氏の話なども把握しましたが、写真というものは撮影時にそこにあった景色を複写しているもので、一切の記憶や推測を排除しなくてはいけません。なるべく写真単体のみから情報を分析したいので、オリジナルデータが欲しいです。もしRAWで撮影していたら、そのままの形でいただけませんでしょうか?」と、開口一番に語った。デジタル写真の形式にはいろいろあるのだが、一般的な「jpeg」と違い「RAW」形式とはデータとして画像になる前のものであり、簡単にいえば少しでも手を加えたら必ず分かってしまうと理解して欲しい。つまりA氏に何らかの思い違いがあっても結果に影響は出なくなるわけだ。
幸いにしてA氏は写真が趣味ということもあり「RAW形式」で撮影していたため、再度メールにてオリジナルデータを受け取った。A氏から受け取ったデータをアナザー氏はさっそく専用の写真ソフトで解析を始めた。
「この写真の下に『CRW_6407.CRW』とありますよね。これはRAWデータのことを意味しているんです。各社によって呼び名は違うのですが、これはCanonの比較的古いRAWデータの形式ですね。ニコンだとNEFなどいろいろあるんです。このオリジナルデータは間違いなく編集などをしていないということを意味しています。よって加工などで首を消したという線はなくなりますね」と、モニターを睨みながら語る。
「それでは次に『Exifデータ』を見てみましょう。これはカメラの機種によって多少異なりますが、様々な情報が記録されているデータです。撮影日時、シャッタースピード、撮影時のカメラの設定、最近ではスマート・フォン同様GPSによって撮影場所情報までも分かるものもあります。ちょっと古めのカメラみたいですね、なるほどこれは懐しい、CanonのPowerShotG5ですか。2003年発売のカメラですが、晴天などの好条件なら今でも普通に使えるカメラですね。今アドビのBridgeという写真閲覧ソフトで見ているのですが、撮影日時は、2007年8月2日、16時11分とあります、A氏の証言と一致してますね」と、ここまではA氏の証言の真偽を確かめているようだ。
「それではPhotoshopで実際に画像を開いて細かく見ていきましょう。あらー、本当にきれいさっぱり写っていないですね。拡大しても毛の一本もありませんよ。もう少し腕を伸ばしていれば頭の位置がさがって『首なし男』という可能性も出てくるのですが。写真から見るにこれは少し推測が入ってしまいますが、ご老人という感じでもなさそうですね。肌の感じや鞄といったところからまぁA氏の言う30代という感じですね」
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2024.10.02 20:00心霊【激写! 心霊写真】プロの写真家が徹底検証…編集部に届いた首なし男の写真、そこに写るはグレイの正体か?のページです。アナザー茂、心霊写真などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで