現代美術館の床に自分のメガネを置いてみたら…驚愕の結果とは?

「現代アートといえば何でもあり」

 美術館などでそんな感想をいだいたことのある方は少なくないはず。自分にでも創作できそうな作品にビックリするような高額がつけられていたり、そこらに落ちている空き缶とて、もしもニューヨーク近代美術館に堂々と展示されていたら“それらしく”見えるかもしれない。そんな色眼鏡を試すかのようなイタズラがサンフランシスコ近代美術館にて起きた。

 すべてはひとつの眼鏡から始まったのだ……。


■色眼鏡を問う1つの眼鏡

現代美術館の床に自分のメガネを置いてみたら…驚愕の結果とは?の画像1画像は「BCC」より。

 イタズラの仕掛け人は、カリフォルニア州サンノゼに住む高校生のケビン・グュエン(16)とその友人であるTJ・カタヤン(17)のふたりだ。

 サンフランシスコ近代美術館(SF MOMA)は、西海岸で現代アートに特化した最初の美術館として知られ、アンディ・ウォーホル、ポール・クレー、アレクサンダー・カルダーなどの作品が収蔵されている。アートに関心があるということで美術館を訪れた2人であったが、どの作品も彼らの琴線に触れることはなかったようで、退屈しのぎにちょっとしたイタズラを思いつくのであった。

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