伊藤若冲の秘密を画家が暴露! 印刷と実物でまったく異なるように感じる本当の理由
2016.06.07 18:00
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■「鳥獣花木図屏風」、モザイクの真意は?
しかしそれでも、私自身がどうしても写真だけでは理解できなかった絵が、“江戸時代のデジタル画”や“モザイク画”にたとえられる「鳥獣花木図屏風」だ。米国人収集家ジョー・プライスによる「プライスコレクション」の頂点として誉れ高い作品だが、どうして無数の桝目に動物や植物を散りばめたのか、その意図がよくわからない。なぜ、こんな手間のかかること思いついたのか、不思議で仕方なかったのである。
もちろん、絵なんて本物を見て「凄い!」と思えばそれで良いのだが、作者が若冲という画家である以上、そこには思いつきだけでない意図が秘められているはずなのである。
■若冲の“盛り上がり”の効果
ところが先日、ジムのヨガ教室を受講していたところ、格子状になっているヨガマット見てふと思いついた。「鳥獣花木図屏風」の桝目には、それぞれもう1つマスがあるけれど……それには、こんな意味があるんじゃないのかな。
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マンガに補足を加えて申し上げると、モザイクの中にもう1つ明るいハイライトが入ると、絵を見る角度によって色が違って見えるという思わぬ効果が得られることがあるのだ。
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