メスがオスに“クンニ奉仕”を強要する蜘蛛が発見される! 唾液を垂らして局部を舐める驚きの理由とは?
妊娠を目的としないオーラルセックスを不浄な行為、反道徳的な行為としてきた文化圏や宗教なども少なくはない。しかし現代においては、セックスの最中にお互いの性的興奮を高めるために、もはやオーラルセックスは不可欠なものとなってきているとも言えるのではないだろうか。
しかし、このオーラルセックスは動物の世界では非常にまれな行為であるらしい。イギリスの「Daily Mail」紙などのレポートによれば、メスが交尾中にオスに対してクンニリングスを強要する蜘蛛が発見されたとのことである。
■オス蜘蛛が交尾中に何度もメスの性器を舐める
スロベニアのRZC-SAZU(スロベニア科学芸術院リサーチセンター)の研究チームによると、マダガスカルに生息するダーウィンズ・バーク・スパイダーと呼ばれる蜘蛛のメスは、交尾中に何度もオスにオーラルセックスを強要していることが観察されたとのことである。
2009年に発見されたばかりのこの蜘蛛は、10メートルにもおよぶ世界最大級のクモの巣を張ることで研究者たちの間で知られてはいるが、この蜘蛛が交尾中に行う奇妙な行為は研究者たちを驚かせているという。この蜘蛛のメスは、オスの体長約3倍程度、体重は14倍程度にもなり、交尾はオスがメスの身体を動き回るように行われている。
観察中に、オスの性器が去勢されたことも観察されているが、交尾中の去勢や、共食いなどはクモ類や昆虫類の交尾中にありえないことではないので、さほど驚きはなかったが、オスが交尾中に何度もメスの性器を舐め、唾液をたらし、まるでオーラルセックスのような行為を繰り返していることが観察されたのである。
■1回の交尾中に100回以上のクンニリングス
研究チームのマチャズ・クンター氏によれば、一部のほ乳類を除いた生き物で、オーラルセックスが確認されたことは非常にまれであるという。ニホンザルなどを含むマカク属の一部、キツネザル、ボノボ、ハイエナ、チーター、ライオン、イルカ、コウモリなどで、フェラチオが観察された記録はあるが、クンニリングスは見られないという。
しかも、その舐める回数は1回の交尾中になんと100回以上にも及んでいるという。この蜘蛛のオーラルセックスは、おそらくオスからメスに対しての何らかのシグナルであり、精子の受精率を高めるための行為であろうとされるが、この種の蜘蛛の交尾中には必ず観察されているということで、ある特定の個体の奇行というわけではないという。
蜘蛛が人間と同様に性的興奮を求めて、受精を目的としない交尾をしているとは思えないが、人間の常で他の生き物の行動を擬人化して考えてしまうと、なんとも奉仕好きな蜘蛛ではないだろうか。
(文=高夏五道)
参考:「Daily Mail」、「Mirror」、ほか
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