岐阜の異様すぎる廃墟「エロ本小屋」を徹底取材! 切り刻まれた膨大なエロ本に秘められた恐怖エピソードとは?
【「エロ本小屋」の内部】
小屋の中には、明らかに人の手によって意図的に切り刻まれ、バラバラになったエロ本の残骸が、部屋の床全体はおろか、板の抜けてしまった床下まで埋め尽くすかのように捨てられているのです。この中に、本の原型を保っている雑誌は1冊たりともありません。
女性の姿があるページ、特にカラーグラビアページは念入りに切り刻まれています。ページを破り取ってそのまま、というものも多くありますが、まるでスクラップ帳でも作るかのように、女性だけをくり抜いて切られているものが多く見られます。
これら切れ端の山の中には、文章のみを四角く切り抜いたものや、人物を気にせず短冊切りにされたものなど、さまざまな切り方をされたものが見受けられます。手で引きちぎったものはほとんど見受けられず、切れ端のほぼ全てが、ハサミやカッターナイフのような切断するもので刻まれています。
切れ端の山に埋もれていた雑誌の表紙を確認したところ、1995年に発行されたものでした。これが発売当時に購入されたものであれば、少なくとも10年以上にわたって、何者かがエロ本を切り刻んではこの小屋の中に捨てていた、ということになります。古本である可能性も高いですが……。
さらに、盛大に風穴が空いている廃屋であるにも関わらず、雨風で傷んだ切れ端がほとんどありません。すなわち、この小屋にはごく最近まで、エロ本の切れ端が新たに捨てられ続けていた、ということにもなります。
ちなみに、小屋は山の側面に沿って建てられており、実は建物の2階です。1階部分にも結構な量の切れ端が捨てられています。廃墟としての趣はほとんどありません。
大量の切れ端の中や小屋の外には、いくつか女性モノの衣類も捨てられていたのですが、いずれも非常に安っぽいものでした。事件性のあるようなものではなく、おそらく主に雑誌の付録だと考えられます。これらにも何か執着があったのでしょうか。
何故か穴の中に隠されていた、下着のようなものです。
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