【ヘブ則】人間の脳はAI超えが可能だった!? 数世代後には「スーパーヒューマン」出現か?
2017.03.10 10:00
画像は「Express」より引用
生物種がどの遺伝子ネットワークが上手く機能するか学びながら進化するのも同じ原理――ヘブ則だというわけだ。ワトソン教授によると、「ヘブの学習則(Hebbian learning)」の利点は、ネットワークがモジュール的な機能を発展させることだという。ある一群の遺伝子ネットワークが、その遺伝子を持つ後ろ足、目、指などを発現するか決定するため、それに関連する環境適応能力もバラバラではなく一緒に遺伝することが可能になるということだ。
「遺伝子の結合が通常の人よりも少し強い人はより好ましいということになります」(ワトソン教授)
「つまり、そういった人々は自然淘汰的に好ましいのです。このことは、進化の過程で、彼らが持つ遺伝子結合が増加することを意味します」(同)
生物の進化もAIと同じ法則に則っているならば、人間も徐々に人を超えた存在に近づいているということだろう。AIと人間の進化ではウサギとカメほどの差はあるものの、我々もよく知るようにカメはウサギを追い抜いたのだった。いま結論を急ぐ必要はないだろう。
(編集部)
参考:「BBC」、「Express」、「Disclose.tv」、ほか
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