サダコ、ホピ族、夭折の天才少女、ロスチャイルド支配…! 過激芸術家・増山れなが生みだす作品の背景とは?(インタビュー)

サダコ、ホピ族、夭折の天才少女、ロスチャイルド支配…! 過激芸術家・増山れなが生みだす作品の背景とは?(インタビュー)の画像5映画『サダコの鶴』より

■禎子さんと愛華ちゃんの不思議なパワー

――もしかしたら「サダコの鶴」を製作するように、愛華ちゃんが天国から増山さんにテレパシーを送っていたのかもしれませんね……。ほかにも不思議な現象は起きましたか?

増山  「1955年に白血病で亡くなった佐々木禎子さんは死後、アメリカの医療組織による遺体解剖を受けています。しかし、その時のカルテは長らく公開されていませんでした。

 そして、1990年代にNHKのドキュメンタリー番組の撮影で、ようやく医療組織のカルテ室に立ち入ることが許可されたのですが、なんとカメラが部屋に入った途端、数百もある段ボールのうちの一つが、棚から落ちてきた。さらに驚くべきことに、その一番上にあったカルテこそ、佐々木禎子さんのものだったそうです。

 そのカルテには、禎子さんが甲状腺ガンを含む複数のガンを併発していたことが記されていました。この時まで、ご親族も禎子さんが甲状腺ガンだったことを知らなかったそうです」

――なんとも不思議な話ですが、それと「サダコの鶴」にどんなつながりが?

サダコ、ホピ族、夭折の天才少女、ロスチャイルド支配…! 過激芸術家・増山れなが生みだす作品の背景とは?(インタビュー)の画像6映画『サダコの鶴』より

増山  「はい。本当に奇跡的な巡り合わせなのですが、私が昨年の参議院選挙に出馬した時、政見放送を行った時の担当ディレクターが、なんと1990年代の禎子さんのドキュメンタリー番組も担当していたことがわかったのです。これはもう、『私たちに何か伝えたいことがあるのかしら?』と思うしかありませんでした」

――確かに、偶然が重なりすぎています。増山さんは、本当に禎子さんと愛華ちゃんから映画を製作するように仕向けられていたのかもしれませんね。

増山  「その他にも、神戸の病院でのロケの際、撮影に使った学生服が紛失したんですが、それが沖縄のロケ地で見つかったり――。きっと禎子さんと愛華ちゃんがイタズラしてるのかな、って……」

――一般に映像作品の「撮影現場は霊を呼びやすい」と言われますが、実に興味深い話です。

増山  「それから、カリフォルニア州の『サダコピースガーデン』がある場所は、4年間ほとんど雨が降らず水不足が続いていたそうなのですが、なんとホピ族のアネッサさんを撮影した翌日、雨が降ったんですよ! 禎子さんや愛華ちゃん、そしてホピ族のみなさんや壇上和尚の平和への祈りが引き起こしたのかしら、って……」

 さまざまな偶然が重なって生まれた映画「サダコの鶴」。製作にあたっては、不思議なパワーが働いていたのかもしれない。

サダコの鶴 予告編 「YouTube」より


■次作はロスチャイルドの世界支配に挑む!

――ところで、「サダコの鶴」の次は、ロスチャイルドをテーマにしたマネーの映画を製作するとの事ですが、これは一体どんな映画になるのですか?

サダコ、ホピ族、夭折の天才少女、ロスチャイルド支配…! 過激芸術家・増山れなが生みだす作品の背景とは?(インタビュー)の画像7増山れな氏

増山  「陰謀論でいう『イルミナティ』と同一なのか、私にはわかりませんが、ロスチャイルド家やロックフェラー家が貨幣経済と中央銀行を支配し、世界を牛耳っているのは事実です。市民を借金と利息で縛り、一部の支配者のみが利益を得るピラミッド構造の頂点に彼らがいるのです。

 その支配構造によって、わずかな富豪が地球上に暮らす全人口の半分と同じだけの富を所有しているという、異常な格差が生まれています。しかも、世界で流通するお金の97%が、借金だとする説もあるのです。日本人の私たちも、奨学金・クレジットカード・家や車のローンなど借金まみれですよね。通貨発行権を持つ側は、お金を作れば作るほどに利息分で儲け、私たち庶民は借金の奴隷になる――これは、おかしくないですか?

――そうですね。根本的な矛盾をはらんでいるように感じます。

増山  「はい。しかし今、かつて考えられなかった金融の変化が世界規模で起こっています。たとえば、銀行を介さないお金のやりとりである「フィンテック」。国家を超えて普及する「ビットコイン」。ある一定の領域でのみ流通し、非政治的かつ非市場的な「公共マネー」。そしてフィンランドでは、国民に直接、生活にかかる基本金を支給する「ベーシックインカム」の立証実験も行われています。これらの動きが、世界の99%以上を占める私たち庶民が暮らしを取り戻すことにつながるのか? というドキュメンタリーとドラマを合わせた映画を作ります」

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