全宇宙の68%が存在しない可能性がシミュレーションで判明! 物理学界に激震中!!

■革命的な「ダークエネルギー不要説」

全宇宙の68%が存在しない可能性がシミュレーションで判明! 物理学界に激震中!! の画像4ダークエネルギーを取り入れたモデル(赤)、ダークエネルギーを取り入れていない「Avera Model」(青)、ド・ジッター宇宙モデル(緑)「Royal Astronomical Society」より引用

 天才ジョン・フォン・ノイマンやゲーム理論でノーベル経済学賞を受賞したジョン・ハーサニを輩出したことで知られるハンガリーの名門エトヴェシュ・ロラーンド大学の研究者らが、宇宙の膨張はダークエネルギー無しでも説明できるとの研究結果を「英王立天文学会(Royal Astronomical Society)」の月報で発表、同学会のニュース(3月30日付)が「物理学研究の方向性に大きなインパクトを与える成果」として報じている。

「宇宙の膨張を記述するアインシュタインの一般相対性理論は数学的に複雑すぎるため、ここ100年の間、宇宙の構造が及ぼす効果を十分に説明できる解決案が見つかりませんでした」(Laszlo Dobos博士)

 Dobos氏らが考案した「Avera Model」では、宇宙の成立をシミュレートするにあたり、物質の初期における凝集と大規模構造の形成を考慮に入れた結果、ダークエネルギーを省いたところで、膨張速度は現行の観測データと変わらなかったという。また、宇宙はこれまで均等に膨張してきたと思われていたが、異なる部分で異なる膨張スピードを持つことも判明したそうだ。

全宇宙の68%が存在しない可能性がシミュレーションで判明! 物理学界に激震中!! の画像5宇宙の膨張にはダークエネルギーが重大な要素だと考えられてきた「Wikipedia」より引用

 今回の研究では「ダークマター(暗黒物質)」は省かれていないようだが、以前トカナで報じたように、オランダ・ライデン大学の研究チームは、ダークマターもダークエネルギーも存在しないとする「ヴァーリンデの重力仮説」を実証している。

 あちらを立てればこちらが立たず、宇宙の謎は深まるばかりだが、少なくともアインシュタイン以来の物理学理論が部分的な機能不全に陥っていることは間違いないだろう。アインシュタインを超える天才が出現するには調度良い頃合いだ。
(編集部)

参考:「Royal Astronomical Society」、「Daily Mail」、ほか

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