「ダークマター円盤による地球滅亡、いつ起きてもおかしくない」学者が警告! 最新ダークディスク理論が激ヤバ

 暗黒物質の塊「ダークディスク」が人類存亡のカギを握っていることが最新の研究で明らかになった。6600万年前、恐竜を絶滅に追いやった巨大隕石と同じレベルの隕石衝突が、ほぼ確実に地球を襲うというのだ!


■地球を滅ぼす「ダークディスク」とは?

 現在、宇宙を形成している存在のうち、私たちが観測できるものは4%ほどと言われている。観測できない物質は、「ダークマター(暗黒物質)」と呼ばれ、全宇宙の25%~80%程度を占めていると考えられている。

 小難しい物理学上の“仮想物質”など、我々一般人には無関係のように感じてしまうが、実はダークマターのおかげで人類が存在できている面もあるのだ。近年の研究で、宇宙や銀河の形成において、ダークマターが中心的役割を担っていることが徐々に分かってきた。もし、宇宙空間に大量のダークマターが存在しなかったら、銀河を形成することができず、太陽系も地球も人類も存在できなかったかもしれない。しかし同時に、ダークマターには地球を滅ぼす力もあるのだ。

「ダークマター円盤による地球滅亡、いつ起きてもおかしくない」学者が警告!  最新ダークディスク理論が激ヤバの画像1宇宙に偏在するといわれるダークマター「Mysterious Universe」より引用

 有力なダークマター理論の1つに「二重円盤モデル」がある。同モデルによると、ダークマターの一部は円盤状に凝集してダークディスクを形成し、天の川銀河の円盤内を回転しながら、銀河内で起こる天体現象に様々な影響を与えているという。そして、その影響の1つが6600万年前の「恐竜絶滅」であり、同じ規模の隕石衝突は未来においてほぼ確実に起こるというのだ。


■3500万年周期で地球を襲う巨大隕石衝突

 今年10月、英天体物理学専門誌「アストロフィジカルジャーナル・レターズ(Astrophysical Journal Letters)」に掲載された論文によると、これまで地球を襲ってきた大規模自然災害やそれに伴う生物の絶滅が、ダークディスクにより定期的に引き起こされていたことが分かったという。ニューヨーク大学の生物学者マイケル・ランピーノ博士が、その仕組みを説明している。

「天の川銀河にはサイクルがあります。太陽系は、銀河平面に浮かび、引っ張られ、通り過ぎ、平面上へと戻ることを繰り返しているのです」
「論文執筆者であるハーバードの友人たちは、銀河にはダークマターが凝集した薄いディスクがあり、太陽系は、ダークディスクを3500万年に1回通ると考えました」

 そして、太陽系がダークディスクを通る時、ダークマターが強力な重力を放ち、周辺の彗星軍の動きに影響を与えることで、地球への隕石衝突が引き起こされるという。驚いたことに、隕石衝突の周期もほぼ3500万年であり、地球がダークディスクを通過する周期とぴったり一致するというのだ。

 なんとも恐ろしい現象であるが、同論文のアドバイザーを務めた、美人理論物理学者リサ・ランドール博士も、以前からダークディスクと恐竜絶滅の関係を考察している。今回の研究のどこが新しいのだろうか? (リサ・ランドール博士のトカナインタビュー記事

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