キノコの突然変異で人間がゾンビ化、人類滅亡か!? 天才中学生15歳が明かした“ヤバすぎるキノコ”の真実(インタビュー)
■不老不死の肉塊「太歳」、正体は……!?
――キノコ博士に、ぜひとも見てほしいものがあります。昨年トカナで報じた記事なのですが、中国で食べると不老不死になる「太歳(たいさい)」という伝説の肉塊が見つかったようなのです。その姿は石とも生物ともつかず、硬いゴムのようで自己再生能力もあり、発見者が売りに出して大金持ちになったとか。ただ、なんとなく菌類が増殖しただけのように見える気もします。どう思いますか?
和田 (PCをじっくり覗き込みながら)……写真から判断することしかできませんが、樹液に発生する菌類とバクテリアの複合体とされる、スライムフラックスと呼ばれるものに少し似ています。そのような感じで、なにかしら菌類が関わっているものの可能性は高いです。でも、たぶん不老不死にはならないですよ(笑)。
――やはり菌類なのかもしれませんね……。うーん、もしかしたらと思っていただけに少し残念です。
和田 いえいえ、何かの効果はあるのかもしれません。『ディストピア パンドラの少女』はキノコが人間に害を加える話でしたが、逆に人間のためになることもたくさんあるんです。たとえば、キノコは直接食べることで栄養にもなるし、味噌や醤油、お酒を作るにも真菌の働きが欠かせません。そう考えれば、日本の文化には真菌が深く関わっているということもできます。
それから、世界初の抗生物質であるペニシリンは真菌から開発されたし、霊芝(れいし)、マンネンタケ、ヤマブシタケ、ハナビラタケ、アガリクスなども、さまざまな病気に効くのではないかと研究が続いています。
ほかにも、生物の糞尿を分解して土に戻すのも菌類の重要な役目だし、マツタケやベニテングタケのように樹木とつながり合うことでお互いに足りない養分を補い合っているキノコもいます。そもそも菌類がいないと、地球は“奇跡の星”になれなかったんです。
※ 後編(7月1日12:00配信予定)では、ついに天才中学生が「最凶猛毒キノコ4選」を発表!
中学生キノコ博士、和田匠平さんのブログはこちら → 「和田匠平のきのこ日記」
■作品情報
映画『ディストピア パンドラの少女』
7月1日(土)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給: クロックワークス
公式サイト: http://pandora-movie.jp/
人類滅亡の危機の中、その少女の存在は希望か、絶望か。
原作はアメコミのストーリーライターとして「X-men」など数多くの作品を手がけ、アニメーション脚本家でもあるM.R.ケアリーによるベストセラー小説『パンドラの少女』。M.R.ケアリー自身が脚本も手掛けている。監督は大ヒットドラマ「シャーロック」シリーズ「三の兆候」のコルム・マッカーシ。荒廃したロンドンを舞台にしたSFスリラー。
【STORY】
奇病の爆発的な蔓延から二十年。人間としての精神を失い、捕食本能に支配された“ハングリーズ”により、文明世界は完全に崩壊していた。ロンドンの軍事基地ではハングリーズの第二世代の教育実験が行われていた。その一人の少女メラニーは、他の子供たちとは明らかに違うものを持っていた。彼女はこの世界の救世主となるのか。
【キャスト】
セニア・ナニュア、ジェマ・ア—タートン、グレン・クローズ、パディ・コンシダイン
【スタッフ】
監督:コーム・マッカーシー 脚本:マイク・キャリー
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2024.10.02 20:00心霊キノコの突然変異で人間がゾンビ化、人類滅亡か!? 天才中学生15歳が明かした“ヤバすぎるキノコ”の真実(インタビュー)のページです。ゾンビ、人類滅亡、キノコ、アリ、毒、突然変異、菌、中学生、ディストピア、和田匠平などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで