世界初、人間の脳とインターネットの直接接続に成功!“ブレインターネット”時代が遂に幕開け
■脳とコンピュータの双方向コミュニケーションが可能になる日
EEGを装着した人物の脳をネット上でリアルタイムで観察できるということは、さまざまな可能性をはらんでいる。例えばチャット機能を使ってEEGを装着した自分に「右手を上げてみて」とリクエストし、手を上げた時の脳波のパターンを確認したりすることができる。少しずつではあれ、いろんな人物からのこうした脳波データが蓄積されてくれば、脳活動と身体活動の関係性などが徐々に解明されてくるのではないだろうか。そしてこうした研究が深まることにより、将来的には脳波で簡単に操作できるOSやアプリなどの登場も現実味を帯びてくるだろう。
パンタノウィッツ氏は今回の試みはプロジェクトの最初の一歩であると捉えている。研究チームは現在、EEG装着者と閲覧者の間にさらにインタラクティブな体験が可能になるようシステム面での改良に尽力しているという。この機能のいくつかはすでにサイトに組み込まれているがまだ非常に初歩的なもので、今のところは先ほど例にあげたように腕の動きなどに限定されている。
「ブレインターネットは、機械学習アルゴリズムのためのデータを提供するスマートフォンアプリを通じて、記録の分類をさらに向上させることができます。 将来的には、脳へのインプットとアウトプットという双方向の情報伝達ができる可能性があります」(アダム・パンタノウィッツ氏)
つまり近いうちにスマホのアプリを通じて多くの人から大量の脳波データが収集できることになり、収集された“ビッグデータ”を分析することで、電気的信号によって脳とコンピュータの双方向コミュニケーションが可能になる日もそう遠くないのだ。また昨今急激な進歩を見せるAIが、もうすぐ人間の脳活動を学習する段階に入るということで、ゆくゆくはこれらの技術が連携することになる。10年後、いや5年後にどこまで進歩を遂げているのか大いに気になる研究分野であることは間違いない。
参考:「EWAO」、「Medical Xpress」、「Futurism」、「University of the Witwatersrand」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊世界初、人間の脳とインターネットの直接接続に成功!“ブレインターネット”時代が遂に幕開けのページです。インターネット、脳波、脳、仲田しんじ、人工知能、ビッグデータ、EEG、IoTなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで