前頭葉を撃ち抜かれた男の不思議、30年以上頭に弾が入ったままの男…頭を撃たれても生き残った人々5選!
映画「ゴッドファーザー」で、アル・パチーノ演じるマイケルは父を殺そうとした対立相手と汚職警官の頭を撃ち抜いて射殺している。もちろん「ゴッドファーザー」はフィクションだが、一般的に頭を銃撃されたら命が助かる確率は少ない。しかし、世界には頭を撃ち抜かれても生き延びた人たちが存在する。
■銃撃にくじけなかったフェミニスト
女性差別の撤廃を訴え、2014年にノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイは、2012年に中学校から帰宅途中に銃撃され、頭部と首に計2発の銃弾を受け負傷している。この事件について、武装勢力“パキスタン・ターリバーン運動(TTP)”が犯行を認める声明を出し、「パシュトゥーン族(アフガニスタンのイラン系民族)が住む地域で、欧米の文化を推進していた」と彼女が“親欧米派”であることを批判。さらなる犯行予告を出すなどして世界を騒がせることに。しかし、彼女はこの恐怖にめげることなく女性の権利を訴え続け、ノーベル賞を受賞するに至った。
■前頭葉が無くなって寝られなくなった兵士
第一次世界大戦中の1915年、ハンガリーの兵士ポール・カーンはロシア兵に頭を狙撃され、前頭葉の一部を失った。病院に搬送された彼の命に別状はなく、病院のベッドですぐに目を覚ましたそうだ。しかし、それ以来ポールは寝ることができなくなってしまった。催眠術やアルコール摂取など、寝るために様々な方法を試したものの結局寝れず仕舞い。夜はカフェに行ったり、読書などを楽しんで朝を待っていたという。毎晩2時間だけ目を休めるために目を閉じていたそうだが、1955年に亡くなるまでの40年間、彼は一睡もしなかった。
■「コロンバイン高校銃乱射事件」で生き延びた少年
1999年、アメリカの歴史上に名を残す凄惨な事件「コロンバイン高校銃乱射事件」が起きた。15名が死亡し、24名が負傷したこの銃撃事件で、パトリック・アイルランドは脚や頭を銃撃されてしまう。SWATによって2階の窓から助けられ、病院に運ばれたパトリック。幸い意識は戻ったものの、頭を銃撃されたことで喋ることが困難になってしまい、自分の名前すら話すことができなくなってしまった。しかし、彼は徐々に回復を見せ、脚を引きずる以外はほぼ回復した。そして卒業後は金融系の仕事に就職したという。
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2024.10.02 20:00心霊前頭葉を撃ち抜かれた男の不思議、30年以上頭に弾が入ったままの男…頭を撃たれても生き残った人々5選!のページです。北原大悟、コロンバイン高校銃乱射事件、ノーベル平和賞、マララ・ユスフザイなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで