被災地は150年前にも「復興に失敗」していた! 現代アートが生んだ「新しい寺」で慰霊、鎮魂… 新世代が問いかける真の復興!
2018.01.16 16:00
第二会場「密厳堂」の御本尊
この「密厳堂」の持ち主である地元住民の男性は、昨年末に高野山で百日修行を終えたばかり、僧侶となって、ここ泉の町で新しい寺を始めようとしている。
インスタレーション 鈴木薫《60》
梅沢和木《ジェノサイドハート》
藤城嘘《地獄幻姿図》
お堂の内部は、御本尊がある「浄土の間」と「地獄の間」からなり、台所、トイレから押入れまで、すべての空間が作品で埋め尽くされている。ネット画像を複雑に組み合わせた梅沢和木のふすま絵、藤城嘘の地獄絵がそれぞれの部屋を特徴付け、鈴木薫のインスタレーション、パルコキノシタ、三毛あんり、寺跡を写真作品で追った百頭たけし、石のインスタレーションの柳本悠花らの作品が配される。特に「浄土の間」は、黒瀬一押しの若手画家、ク渦群、名もなき実昌がキャラクター全開の作品を展開していた。
パルコキノシタ《河原氾濫図》(上段2枚)《流失仏》(違い棚)《入滅女定図》(下段2枚)
ク渦群《迫間》
「アニメのキャラクターって、死んだ人、この世にいない存在なんです。僕らにとっては、神様を描くのも、キャラクターを描くのもいっしょだから、その2つの表現が、一体となるのはすごく自然なことだったんです」
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