「巨大地震は夜間に起きやすい」最新研究&100年超のデータ分析で判明! 衝撃の新事実を徹底解説、寝室サバイバル防災対策も伝授!
■阪神・淡路大震災の被災体験
さて、このような傾向があるとして、阪神・淡路大震災のように就寝中に絶命するという事態を免れるためには、何らかの対策が必要になってくる。そこで筆者は、地震情報を共有するプライベートグループで、阪神・淡路大震災で危機一髪の経験をしたかどうか聞いてみた。すると、数人が体験談を紹介してくれた。
・ 心構えができていた主婦
当時大阪市の兵庫県寄りに住んでいた主婦は、寝室にあった熱帯魚の水槽が落下して割れ、大変な状態になったという。さらに、その寝室にはタンスも置かれていたため、危険を感じてすぐに別の場所に移動したが、その直後にタンスが倒れてきたことから、一歩間違えれば下敷きになっていたとのこと。ちなみに、この主婦は地震直前に「ゴゴゴゴー!」という地鳴りが聞こえたため、ある程度は心構えができていたようだ。
・ ご先祖様を大切にする男性
当時兵庫県に住んでいた男性も、同様に「ゴゴゴゴー!」という音で目覚め、直後に揺れに襲われたというが、恐怖心で何もできなかったという。震災前日、この男性はなぜか寝室の模様替えをしたくなり、寝床の位置をタンスから離れたところに移動していた。そして地震の瞬間、やはりタンスは倒れたことから、奇跡的にも難を逃れることができた。この男性は、日頃から欠かさず仏壇に水と線香を供えるのなど、ご先祖様を大切にしているという。ご先祖様によって守られた可能性もありそうだ。
・ 準備万端だった大学生
当時兵庫県のある大学寮に住んでいた男性は、数カ月前から地震がたびたび起きていたことから「これは絶対に大きな地震が来る」と思い、震災の約1カ月前から棚の上から物を下ろすなど防災意識を高めていたという。果たして大地震が現実となった時、パジャマ姿のまま大慌てで避難する友人たちを尻目に、男性はまったく冷静そのもので周囲を驚かせた。そう、彼はいつでも外に出られるような服装で寝ており、枕元にもリュックを置いていたのだ。
このように壮絶な体験を聞くと、月並みな言葉ではあるが、やはり「備えあれば憂いなし」と痛感する次第。「西日本に大地震なんて来るわけはない」とタカをくくっていた人の中には圧死したり、あわやという目に遭った人もいることだろう。
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2024.10.02 20:00心霊「巨大地震は夜間に起きやすい」最新研究&100年超のデータ分析で判明! 衝撃の新事実を徹底解説、寝室サバイバル防災対策も伝授!のページです。NASA、百瀬直也、主婦、防災、大学生、SETI、地震、圧死、USGS、先祖、寝室、阪神大震災などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで