死後、我々は“二次元世界”に保存されると判明! 宇宙の真の姿も二次元で、重力は存在しない!
■ブラックホールに吸い込まれると“二次元化”する!?
この宇宙は二次元であるという“二次元派”には、実はいくつもの論拠があるのだが、まずは「ブラックホール情報パラドックス」がある。
この世界の大原則と見なされているもののひとつに「質量保存の法則」がある。例えば外に出していたコップの中の水が蒸発してなくなってしまっても、もちろんこの世から完全に消えたわけではなく、水蒸気になって雲の一部となり何かのタイミングで雨となって落ちてきたりもする。
質量と同じく「情報」もまた完全には消えてなくなることはないとされているのだが、しかしブラックホールの存在がこの法則の前に立ちはだかっている。ブラックホールに吸い込まれた情報は一見、この世から消え去ってしまっているように思えるからだ。
しかしサター氏によれば、ブラックホールに吸い込まれた情報は決して消滅しているわけではないという。消えているのではなく“二次元化”されてブラックホール内部の事象の地平面(event horizon)に“保存”されているというのである。そしてこれは実はこの情報が本来の姿に戻ったことになるという。つまりブラックホールに吸い込まれることで、ホログラフィーであった状態をやめて本来の二次元の姿に戻るということだ。
ブラックホールはそれ自体が“小宇宙”であるともいわれている。つまり二次元こそがこの宇宙の実相であるということになる。

■宇宙の真の姿は二次元で重力が存在しない!?
“二次元派”のもうひとつの主な論拠は「AdS/CFT対応(anti-de Sitter/conformal field theory correspondence)」である。
理論物理学で用いられるこのAdS/CFT対応は物理の門外漢にとってはきわめて難解な学説だが、ざっくり大雑多に言ってしまえば、現在まだ“統合”ができていない大きく分けて2つの物理理論(反ド・ジッターと共形場理論)の間の関係をその都度分析して対応させる作業である。
量子力学の登場と各物理学分野の研究の深まりなどにより、近代物理学は否応なくパラダイムチェンジを求められて久しい。かといって、最先端の学説を統一する理論の登場にはまだまだ時間と検証が必要とされているのだが、その取り組みの中で最も有効な作業のひとつがこのAdS/CFT対応である。
そしてなんとも興味深いことに、このAdS/CFT対応を分析してみると“二次元派”を喜ばせる仮説がいくつも浮かび上がってくるのだ。つまりこの宇宙の真の姿は二次元であり、それが三次元に“変換”されていると考えたほうがつじつまが合うケースが多く見られるのである。もしこの宇宙が二次元から三次元に変換されたものであるとするなら、三次元空間の重力は変換された結果の副産物であり、実際には重力は存在していないというから驚く。
三次元空間における重力や磁場は、物理学をきわめて複雑にしている“主犯格”なのだが、もしこの世の真の姿が二次元で、しかも重力が存在しないとなれば、この宇宙はある意味で実にシンプルな世界であったことになる。

もちろん、この世の真の姿が二次元情報であったとしても、今我々が生きているこの世界に変化が訪れるわけではない。しかし死後にも我々の情報は二次元世界に保存されて残るということは、ある意味で“あの世”が確実にあるということにもなり、ややもすれば惰性になりがちな人生に“張り合い”が生まれてくるかもしれないがいかがだろうか。
参考:「Live Science」ほか
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