敵と民間人を見分けられない「殺人AIロボット(LAWS)」が1年以内に戦場へ! 大量虐殺が起きる可能性を専門家が示唆!
2018.04.13 12:00
シリアや北朝鮮など世界情勢が緊迫するさなか、殺人ロボット兵器がもうじき実戦投入されるかもしれないと注目を集めている。だが、AIの専門家は「殺人ロボットには敵と民間人の見分けがつかない」とし、国連の条約で禁止すべきだと主張している。
ノエル・シャーキー教授(右)と平和活動家でノーベル平和賞受賞者のジョディ・ウィリアムズ氏(左)。画像は「Daily Mail」より引用
■殺人ロボットは一年以内に登場する
国連が国際条約で開発制限をかけなければ、殺人ロボットは一年以内に戦場に出る可能性がある──そう話しているのはAIやロボット工学の専門家として知られる英シェフィールド大学の名誉教授ノエル・シャーキー氏だ。シャーキー氏は英「Daily Mail」に対し、さらに恐ろしい予測を語っている。ロボット兵器は敵と無実の民間人の区別をつけられず、大量虐殺を引き起こす可能性があるというのだ。
シャーキー氏の警告は、スイス・ジュネーブで今月9〜13日に開かれた自律型致死兵器システム(LAWS:Lethal Autonomous Weapon Systems)の規制に関する国連公式専門家会議に合わせて発せられた。すでに存在する無人偵察機などとは異なり、LAWSはAIを搭載しており自律的に武力行使などの判断を行うことができる。要するに映画「ターミーネーター」シリーズなどでこれまでにも描かれてきた殺人兵器であるが、現実にはその定義すら未だ明確にされていない。
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