1967年、時速8000kmでレーダーを横切った物体…… 59年の沈黙を破った元技術者の告白

軍のレーダー基地に勤務した経験を持つ人物が語る「UFO目撃談」には、決まって共通するパターンがある。奇妙な航跡を捉えた直後、上官から緘口令が敷かれ、証言者はただ沈黙を守り続けるという展開だ。
だが、現在80歳になる元レーダー整備兵の場合、その沈黙はなんと59年にも及んだ。1967年春、彼が勤務していた基地のレーダー画面に映ったのは、時速約8000km(マッハ6.5に相当)で北西へと駆け抜けていく正体不明の物体だったという。
フォーチュナ基地のレーダーが捉えた「時速8000kmの影」
男性は当時、米ノースダコタ州ディバイド郡にあったフォーチュナ空軍基地で、高度測定用のAN/FPS-26型レーダーの保守を担当する整備兵だった。同基地はモンタナ州境から約14km、カナダ国境からわずか6kmという最北の監視拠点だ。
1967年春のある日、彼が持ち場についていたレーダースコープに、突如として正体不明の反応が出現した。物体はおよそ2分半で約320km(200マイル)もの距離を移動し、北西方向へと駆け抜けていったという。
驚くべきは、この反応を捉えたのがフォーチュナ基地のレーダー1基だけではなかった点だ。南東に位置するマイノット空軍基地、そして約240km離れたモンタナ州のオフハイム空軍基地――計3つの独立した軍用レーダーが、同じ物体をほぼ同時に追跡していたという。
「何も見なかったことにしろ」翌日到着したAFOSIの箝口令
異常事態を受けて動いたのは、空軍特別捜査局(AFOSI)だった。事案発生の翌日、AFOSIの捜査チームが基地に到着し、作戦室にいた要員全員に対し、直接「何も見ていないと言え」と指示したという。
男性自身も、直接的な軍の命令によって、この出来事について一切口外しないよう釘を刺されたと証言している。以後、彼は残りの軍務期間はもちろん、除隊後にゼネラルモーターズで42年間エンジニアとして勤め上げる間も、この体験を誰にも語ることなく胸の内にしまい続けた。
公式のAFOSI関連文書は、これまで一度も公開記録として表に出たことがないという。基地の運用記録の中に、この一件がどう処理されたのかを示す痕跡は見当たらない。
59年目、ようやく破られた沈黙――NUFORCが下した「高い信頼性」
長い沈黙が破られたのは2026年4月12日のことだ。男性は全米UFO報告センター(NUFORC)に正式な報告書を提出し、59年前の体験をようやく公にした。
対応したNUFORCの調査官ジェームス・クラークソン氏は、UFO事案の調査歴40年というベテランだ。同氏は男性の証言内容を、当時の基地運用に関する独立した資料と照合した上で矛盾がないと判断し、証言の信頼性を高く評価したという。
軍のレーダーが偶然捉えた未知の高速飛行物体だったのか、それとも当時開発中だった実験機や偵察機の類だったのか――59年経った今もその正体は特定されていない。
だが少なくとも、3つの独立したレーダーが同じ異常な軌跡を同時に記録し、翌日には情報統制のチームが動いたという事実だけは残る。冷戦下の空に何が飛んでいたのか、その答えはまだ闇の中だ。
参考:Above the Norm News、ほか
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2024.10.02 20:00心霊1967年、時速8000kmでレーダーを横切った物体…… 59年の沈黙を破った元技術者の告白のページです。UFO、レーダー、UAPなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
