脳が悶絶する哲学パラドックス5選! 永遠に手に入らないソーダ、真実なら嘘で嘘なら真実… なぜ?【超難問】
2018.05.03 16:00
■疑問が理解できない男たち
画像は、「ThoughtCo.」より
プラトン著書の『メノン』には、彼とソクラテスが“徳とはなにか?”について行った対話が収録されている。対話の中には「The Paradox Of Inquiry」(質問のパラドックス)が登場し、“答えの探し方”について考えがめぐらされている。
ある疑問に対して答えを探る時、自分がどんな答えを探っているのかを理解していなければ、そもそも答えを探求することは不可能だ。しかし、逆にどんな答えを探っているのかを知っているのであれば、もはや答えが出ているも同然なので探る必要はない。メノンは「疑問が理解できない時、どのようにその答えを見つけるか」というパラドックスを考えていたよう。
このパラドックスは別名「メノンのパラドックス」と呼ばれており、ソクラテスは「男は自分の理解があるもの、理解がないものの答えを探すことはできない」「なぜなら何を探すべきなのか分かっていないから」とパラドックスを解説した。
画像は、「OXFORD UNIVERSITY PRESS」より
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