CIA洗脳実験「MKウルトラ」被害者40人がカナダ政府を集団訴訟へ! 通電、LSD大量投与…激ヤバ人体実験の全貌!

CIA洗脳実験「MKウルトラ」被害者40人がカナダ政府を集団訴訟へ! 通電、LSD大量投与…激ヤバ人体実験の全貌!の画像1画像は「Disclose.tv」より引用

 CIAの洗脳プロジェクト「MKウルトラ」の被害者家族らが、無謀な人体実験による被害の賠償と謝罪を求め、国や研究機関に集団訴訟を起こすことが明らかになった。

■MKウルトラとは?

「MKウルトラ」とは、1953年~1960年代後半にかけて洗脳に特化した計画として立ち上がったCIAの極秘プロジェクトである。その目的は洗脳の研究やスパイの自白薬の開発であり、その全貌は1977年以降に公開され始めた。プロジェクト責任者はアメリカとカナダ両方の精神医学会で会長を務めていたドナルド・キャメロン博士。『フランケンシュタイン』に影響されて精神科医になったと言われる生粋のマッドサイエンティストだ。キャメロン博士はCIAから6万ドル以上の研究費を受け取り、大学病院で次々と人体実験を繰り返していた。


■幼児退行、自我喪失…

CIA洗脳実験「MKウルトラ」被害者40人がカナダ政府を集団訴訟へ! 通電、LSD大量投与…激ヤバ人体実験の全貌!の画像2ヴェルマ・オーリコウさん「The Guardian」より引用

 英紙「The Guardian」(5月5日付)が紹介している被害者の一人、ヴェルマ・オーリコウさんの例を見てみよう。1956年、ヴェルマさんは産後うつの治療のため、当時カナダで評判の高かったモントリオールの精神科病院「マギル大学アラン記念研究所」に入院した。ヴェルマさんは、その後3年間も入院生活を続けるが、病状は良くなるどころか、悪化していき、性格も大きく変わってしまったという。

「私の祖母は他の家のおばあちゃんとは違うと幼いながら知っていました。いきなり癇癪を起こすことがあったんです。誰かが祖母にぶつかってしまったり、レストランで食事中に食べ物や汁が彼女に飛び散ると、すぐに爆発しました。誰かを傷つけるような暴力はありませんでしたが、いきなり叫びだし、落ち着くまで数時間もかかったんです」

 そう語るのはヴェルマさんの孫娘であるサラ・アン・ジョンソンさんだ。サラさんらが祖母の病状悪化の本当の理由を聞かされたのは入院から20年以上経ってからだった。患者らが受けた“治療”は、記憶を末梢するため、高電圧の電気ショックを1日に何度も通電させられたり、大量のLSDを摂取させられたり、脳を再プログラミングするために、薬によって数カ月を眠らされたり、50万回の繰り返しメッセージを16時間も延々と聞かされ続けるものだったという。もちろんのこと、その結果は最悪のものだった。患者の多くはヴェルマさんと同じように幼児退行し、服を着ることさえできなくなってしまったのだ。

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