「第三次世界大戦起きるかも」トランプ大統領が発言! 2020年本格化、米露衝突で予言は「露の勝利」!
アメリカのドナルド・トランプ大統領が、「第三次世界大戦が起こるかもしれない」と発言し、波紋を広げている。
すでに日本メディアでも報じられているように、トランプ大統領は17日に放送された米「Fox News」で、去年6月にNATO(北大西洋条約機構)に加盟したモンテネグロを巡り、「第三次世界大戦」が勃発する可能性に言及した。その時のFox Newsアンカーであるタッカー・カールソンとのやり取りは次のようなものだ。
カールソン氏「現在、ヨーロッパはロシアに侵略される脅威に晒されています。ここでのNATOの役割は何でしょうか?」
トランプ大統領「それが目的だ。それはいいんだ。問題ない。しかし、NATO加盟国は支払わなければならない。彼らは支払いを滞納しているんだ。分かるだろ、これは不動産業で使う言葉だ。だから、3、4日前に彼らに言った。君たち払わなければいけない、と。さもないと、アメリカはヨーロッパを守るためのコストの90%を支払わない、と。ましてや、ヨーロッパは貿易でアメリカを殺しているんだ。去年は1510億ドルも失った」
カールソン氏「ところで、NATO加盟国は他の加盟国が攻撃を受けた際に防衛する義務があります。昨年、NATOに加盟したモンテネグロが攻撃を受けた際に、なぜ私の(米国人の)息子がモンテネグロを守るために戦わなければならないのですか?」
トランプ大統領「私も同じ質問をしたことがある。モンテネグロは小国だが、人々はとても強い。とても強く、攻撃的な人々だ。彼らは好戦的な状況を作るだろう。おめでとう。第三次世界大戦の幕開けだ」
会話のベースラインは、「なぜ米国ひとりが身銭を切り、血を流してまでヨーロッパを守らなければならないのか?」ということだろう。カールソン氏がモンテネグロに言及したのは最近NATOに加盟した国家であり、たまたま口をついて出た以上の意味はなさそうだ。
■ロシア vs. NATOの第三次世界大戦勃発か
しかし、トランプ大統領の返答はカールソン氏も予想していなかった恐ろしいものだった。モンテネグロ国民を「強く攻撃的」だと評し、彼らが「第三次世界大戦」を引き起こす可能性にまで言及したのだ。
実は、モンテネグロのNATO加盟にはロシアの強い反発があった。NATOの目的が「ロシアの脅威に立ち向かうこと」であるのだから、それも当然だろう。露「Sputnik」日本語版(2月20日付)によると、モンテネグロ側もロシアの国家機関がモンテネグロのNATO加盟を阻止しようと、ジュカノヴィチ元首相の暗殺計画および国家転覆計画を企てていたとして「毎日のようにロシアを批難」していたそうだ。
かつては同盟国だった両国の関係は現在冷え切っている。そのためトランプ大統領はモンテネグロとロシアが戦争に突入し、米国やNATOも巻き込んだ世界大戦の可能性を示唆したというわけだ。
とはいえ、NATO加盟国の米国はモンテネグロの加盟に賛成し、トランプ大統領がじきじきに承認文書に署名しているのだ。ここに来ての掌返しに、共和党のマケイン上院議員は、「モンテネグロはロシアからのプレッシャーに勇敢に耐え、民主主義を受け入れた。上院では97-2でモンテネグロのNATO加盟を承認している。モンテネグロへの攻撃を示唆し、NATOの義務に対して疑問を差し挟むことで、トランプ大統領はプーチンの思う壷にはまっている」と、トランプ大統領がプーチンの“お気持ち”を忖度していると批難している。
では、プーチン大統領の方は「第三次世界大戦」についてどう考えているのだろうか? プーチン大統領は、今年3月のロシア大統領選のキャンペーンで、最新型のICBM(大陸間弾道弾)「RS-28」、別名「サルマト(Sarmat)」が、米・フロリダ州に落下するCG映像を公開し、米国を挑発している。まるで開戦を望むかのような態度だ。
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2024.10.02 20:00心霊「第三次世界大戦起きるかも」トランプ大統領が発言! 2020年本格化、米露衝突で予言は「露の勝利」!のページです。ウラジーミル・プーチン、NATO、ドナルド・トランプ大統領、モンテネグロなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで