イスラム法学者・中田考氏の2年前の“予言ツイート”がヤバすぎる! 皇太子背後にイルミナティで中東戦争へ!?
こうした彼の“功績”から、彼は保守的で伝統的なサウジアラビアの近代化に乗り出した改革者として一部の中東研究者からも好意的に受け入れられた。しかし、中田氏は、「どんなに腐敗しても良くも悪くも大きく崩れないのが伝統を支配の正当性の根拠とする専制王制の特徴。危険なのは伝統を崩して改革者面をして独裁者をめざしたMBS。あれさえ排除すれば延命可」だと言うのだ。
ムハンマド皇太子を危険視する専門家は他にもいる。その代表格が、プリンストン大学の中近東研究者、バーナード・ハイカル教授だ。「The Washington Post」(1月22日付)の記事において、ハイカル教授は、ムハンマド皇太子の政治的態度を「ポピュリズムと混ぜ合わさった独裁的国家主義」と評している。ムハンマド皇太子は数々の“改革”を行い、若者へのアピールに熱心だというが、実際のところ彼は政治的にリベラルなわけではなく、変革のためには権力の占有が必須だと考える独裁者だというのだ。
以上の中田氏とハイカル氏の発言から次のようなことが見えてくる。今回のカショギ氏の一件は、ムハンマド皇太子が拘束を指示したという報道もあることから、(まだ公表されていないが)カショギ氏の殺害はムハンマド皇太子が独裁色を強めていることの証拠。そして、伝統で支えられているサウジアラビアの近代化をすすめるムハンマド皇太子が権力を握ることで国家の支柱が骨抜きにされ、崩壊に繋がるということだろう。
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