クリスマスイブは“突然死の特異日”だったことが判明! 22時に死ぬ可能性… 一体なぜ?(最新研究)
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■寒くて曇天の日に心臓発作のリスクが上昇
これまでの研究でも、ホリデーシーズンに特に高齢者と病人の間で心筋梗塞のリスクが高まることが報告されているが、これほどまでにクリスマスイブが“危険日”であることが示されたの今回がはじめてのことだ。
クリスマスイブのいったい何が心臓発作のリスクを高めているのかはそれぞれケースバイケースなのだろうが、やはり普段あまりしないことをしている点が気にかかる。
「食べ過ぎたり飲みすぎたり、長距離の移動をしたりすることは心臓発作のリスクを高めるでしょう。興味深いことに、朝に心臓発作のリスクが高まる傾向は、クリスマスでは逆転して夕方以降にリスクが高まります。これはストレスとその日の特別な食事に起因することが示されます」と研究チームのデビッド・エリンゲ教授はサイエンス系メディア「Science Alert」の取材に答えている。
同研究チームの前回の研究では、寒くて曇天の日に心臓発作のリスクが上昇することを報告している。今回の研究がクリスマスに着目しているように、確かにクリスマスの時期には寒くて曇り空の日がそれなりに多そうである。
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今回の研究は決して楽しい祝い事に水を差すものではなく、こうしたリスクが統計的に多いことへの理解を広げ、クリスマスから新年の間の心臓発作患者数を減らすことにあるという。これから年末年始にかけて、食べたり飲んだりする機会も増え、移動や外出も増えて身体に無理をすることがあるかもしれないが、こうした健康リスクを気に留めて大過なく新年を迎えたいものである。
(文=仲田しんじ)
参考:「Science Alert」、ほか
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