「ネットは霊界と近い、電磁波は霊を呼ぶ」「インフルエンサーは現代の貴族」辛酸なめ子が“意識高い系”に警告! 小説『ヌルラン』出版記念取材
■SNSが生命力を奪う

――今イケている人ってどんな感じ何でしょうか?
なめ子 やっぱりインフルエンサーみたいな人たちじゃないでしょうか 。フォロワーがたくさんいて、何でももらえて、ちょっと宣伝するだけでたくさんお金をもらえて。そういう存在は“新しい貴族”みたいなものなんじゃないかなと思います。
――なめこさんもインスタグラムをされているんですよね。
なめ子 やっていたんですが、1月から何も投稿していないです 。
――やめたきっかけというのは、何かあったのですか?
なめ子 私の場合は、クローズドでやっていたんですけれども、 そのほんの数十人のフォロワーたちから「何かコメントでも付けていないかな?」と思ってチェックし始めたんです。そのうち、たった数十人の「いいね」でさえも自分の承認欲求を刺激して、依存症になってしまうような気がしてきたんです。
そうやって、どんどん頻繁にチェックするようになって 、すればするほどインスタグラムにエネルギーをどんどん吸い取られる感覚がしてきて疲れてしまったんです。
Twitter だったり LINE だったり Facebook だったり、いろいろなSNSをチェックしたり、他の人の投稿を見たりしていくうちに、自分の人格がどんどん分散化していく感覚もしますよね。
■ネットにはびこる迷惑撮影問題
――そのうちSNSによるエネルギー吸い取り装置とかできそうな気もしますよね(笑)。でもネット上ではキラキラした生活を演出していながら、実生活はめちゃくちゃっていう人が多そうですよね。
なめ子 そうですね。最近、服のコーディネートをたくさん見せないといけないから、買わないで試着室でいろいろ着替えてそれを写真にアップするというのは聞きましたよね。
――この間もインスタ映えするからと、買わないのにディズニーランドでぬいぐるみに顔を押し付けたりキスしたりしている画像をネットにアップしている人たちのことが炎上していましたよね。
なめ子 そういえば、ある芸能人が海外でおしゃれな八百屋さんのかぼちゃに寄りかかっている写真をアップしただけで炎上していましたよね。かぼちゃぐらいなら皮も硬いので別に害はなさそうなのですが……さすがにぬいぐるみは汚れそうですよね 。でも買わないで画像だけ撮ってアップするって半分万引きみたいなものですよね。買わないのに、お店でスイーツの写真を撮りまくってアップするとかもありますし。
――そういうのを見ていちいち炎上していると、見ている側もだんだん闇が深くなりそうですよね……。
(取材・文=白神じゅりこ)
●辛酸なめ子
漫画家、コラムニスト。1974年東京都生まれ、埼玉県育ち。興味対象はセレブ、芸能人、精神世界、開運、風変わりなイベントなど。鋭い観察眼と妄想力で女の煩悩を全方位に網羅する画文で人気を博す。著書に『辛酸なめ子の現代社会学』『大人のコミュニケーション術』『女子校育ち』『サバイバル女道』『絶対霊度』など多数。
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2024.10.02 20:00心霊「ネットは霊界と近い、電磁波は霊を呼ぶ」「インフルエンサーは現代の貴族」辛酸なめ子が“意識高い系”に警告! 小説『ヌルラン』出版記念取材のページです。辛酸なめ子、白神じゅりこ、イルカ、小説、霊界、ヌルラン、インフルエンサーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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